感情最適化イヤリングの物語⑤
〈不定期・順不同連載・第5回〉
◯ 株式会社サンシャイン
社長
「マキ、あれ使ってんのか?eOe。」
マキ
「もちろん、たまに付けてますよ」
社長
「たまに、なのか?」
マキ
「まぁもともとイヤリングしないし、あまり変化を感じないから面白くなくて」
社長
「そうなんだ、もしかして、もともと感情が、常に最適ってことなのか?」
マキ
「さあ、どうなんですかねー」
社長
「その、使うたまに、ってどういう時なんだ?」
マキ
「あー、主にスポーツ観戦ですよ。家でサッカー観る時とかダンナと揉めるから、少しテンション下げるためにね」
社長
「あー、なるほど。マキちゃんサッカー熱いもんな」
マキ
「当然です。」
社長
「そっかー、そんな使い方なら、俺も付けてみようかなー、」
マキ
「そうですよ。今日の飲み会なんか最適です。是非!」
社長
「そうだな。」
◯居酒屋
社長、イヤリング装着
遠目に見ているマキ
社長、昭和の働き方について熱く語りだす
社長 語り口調が激しくなり
「だからさ! 俺たちの頃は、そういう勝負の時は24時間戦ってなんぼだっ……た…」
ふと我にかえったように
トーンが下がる社長
姿勢を整えて食べ物を口に運ぶ
社長の耳を見て納得する社員たち
ホッとして、盛り上がっている
社長に近づくマキ
マキ
「社長、やりましたね!みんな喜んでますよ。」
社長
「そうなんだ。これって喜ばれることなのか……」
つづく
*出て来たら書く、不規則連載です。
次回、何が来るかお楽しみに!
マガジンはこちら
