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【妊活のウソ?ホント?】回数を増やせば妊娠率は上がる? "246の法則"の正しい知識

「妊活、がんばるぞ!」と意気込むあまり、パートナーと「毎日たくさん仲良しすれば、確率も上がるはず!」なんて考えていませんか?

先日、こんなご質問をいただきました。

「これから本格的に妊活を始めようと思っています。246の法則でやってみたいのですが、毎日、1日2回・3回と回数を増やしたら確率は上がるのでしょうか?夫が“たくさんしよう”って提案していて、どうなんだろうと思いました。」

とても良い質問ですよね。特に男性は「量こそ正義!」と思いがち。でも、実はその考え、妊活においては逆効果になってしまうかもしれないんです。

まず驚かれるかもしれませんが、お伝えしたい結論は「回数を増やしても、妊娠率は上がらない」ということです。

毎日、ましてや1日に2回、3回と回数を増やしても、妊娠の確率は上がりません。それどころか、かえって妊娠率を下げてしまう可能性すらあります。

では、なぜなのでしょうか。

それは、妊娠の鍵を握るのが、精子の「数」と「質」、そして「タイミング」という3つの黄金バランスだからです。

まず知っておいてほしいのは、精子は無限に湧き出てくるわけではない、ということ。

男性の体には精子を貯めておく“貯蔵タンク”がありますが、その容量には限りがあります。もちろん精子は毎日作られていますが、一度の射精で放出された分をしっかり補充するには、だいたい2〜3日かかると言われています。

それなのに1日に何度も…となると、製造が追いつかなくなります。結果として精子の数が減ったり、質が落ちたり、元気に動ける精子の割合(運動率)が下がったりしてしまうのです。

さらに、精子は作られてすぐに一人前になるわけではありません。ある程度「成熟」する時間が必要です。作るスピードばかりを優先すると、未熟なままの精子が増えてしまう可能性も。つまり、たくさん出すことと、良い精子が増えることはイコールではないのです。

ここで、「じゃあ、よく聞く“246の法則”って何のためにあるの?」という疑問が湧いてきますよね。

この法則の神髄は、排卵に向けて、精子と卵子が出会う場所(卵管膨大部)に、“質の良い元気な精子を、先回りして待機させておく”という戦略にあります。

精子は、卵管の奥の居心地の良い場所にたどり着くと、しばらく安定して過ごすことができます。寿命は長いと4〜5日ですが、だいたい3日間は良いコンディションで待機できると言われています。

排卵日が「この日!」と特定するのは難しいからこそ、排卵日の2日前・4日前・6日前というリズムで精子を送り込んでおく。そうすれば、実際の排卵日が多少ズレたとしても、卵子が降りてきたときには、すでに元気な精子たちが「待ってました!」と出迎えられる状態を作れるわけです。

とはいえ、「たくさん協力したい」という旦那さんの気持ちは、本当に素晴らしいことですよね。その前向きな姿勢は、ぜひ大切にしてください。

その上で、こんなふうに伝えてみてはいかがでしょうか。

「たくさん協力してくれる気持ち、すごく嬉しいな。ありがとう。でもね、精子はたくさん出しすぎると元気がなくなっちゃうみたいなんだ。だから、一番いい状態で卵子のところに届けてほしいな。そのための作戦が“246の法則”なんだって。」

ポイントは、感謝を伝えつつ、二人の共通目標(=妊娠)のために「質」が大事なんだ、ということを共有することです。

最後に、今回のたいせつなポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • 1日に何度も仲良ししても、妊娠率は上がらない(むしろ下がることも)

  • 大事なのは「量」より「質」と「タイミング」

  • 排卵日がズレても対応できるよう「246の法則」で精子を待機させるのが効果的

妊活は、焦りや不安を感じることも多いかもしれません。でも、正しい知識を二人で共有し、お互いを思いやりながら進めていくことが、何よりも大切です。応援しています!

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