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男はなぜ『使う予定のない道具』が欲しくなるのか


使うかどうか分からない。

今すぐ必要なわけでもない。

それなのに、なぜか欲しくなる。

そんなものって、ありませんか?

わたしはあります。

むしろ、結構あります。

そして、たぶん男性にはこういう人が多いんじゃないかなと思っています。

今回はそんな、

「男はなぜ『使う予定のない道具』が欲しくなるのか」

について、ちょっと考えてみたいと思います。

家には、なぜか「予備」がある

身近なところでいうと、はさみ。

はさみなんて家に1本あれば十分なはずなんです。

ところが、いざ使おうと思うと、

「あれ?はさみどこいった?」

となる。

そして、

「まあ、もう1本あってもいいか」

となる。

気がつけば、はさみが何本もある。

でも、はさみならまだいい。

数百円で買えますからね。

問題は、これが電化製品や趣味の道具になることです。


なぜか男という生き物は、

「いつか使うかもしれない」

という理由だけで、結構なお金を払ってしまう。

そして、その道具はしばらくすると棚の奥へ。

完全にタンスの肥やしです。

なぜ欲しくなるのか?

まず考えられるのが、収集癖。

シリーズものなんて、かなり危険です。

最初は1個だけ。

「これ、なんかカッコいいな」

そう思って買う。

ところが調べてみると、実はシリーズものだった。

色違いがあります。

別モデルがあります。

限定モデルがあります。

そして、

「全12種類」

なんて書いてある。

……そりゃ集めたくなるでしょう。

いや、集めたくなりますよね?

わたしだけじゃないはずです。


「いつか使うかもしれない」という魔法

もう一つは、

「いつか使うかもしれない」

という魔法です。

防災グッズなんかは、その代表かもしれません。

今は必要ない。

でも、もしものときには必要になる。

だから買っておく。

これはまだ合理的です。

ところが家電になると、話が変わってきます。

昔、米粉パンを作れる機械を持っていたことがあります。

その機械を見たときは、

「これがあれば家で簡単にパンが作れる!」

と思ったんですよね。

そりゃ欲しくなります。

焼きたてのパン。

自分で作るパン。

想像するだけで楽しそうです。

でも……。

一度使ったんですよ。

そして、その後はほとんど使わなくなりました。

よく考えれば、美味しいパンなんて世の中にいくらでも売っています。

わざわざ自分で作り続けるほどの気合いはなかった。

頭では分かっていたんです。

でも、そのときは作ってみたかった。

だから買った。

でも、それは無駄だったのか?

ここが面白いところなんですよね。

「一回しか使わなかった」

そう考えると、完全に無駄遣いです。

でも、わたしは最近、

それも悪くないんじゃないか

と思うようになりました。

そのとき欲しいと思った。

買ってみた。

実際に使ってみた。


そして、

「やっぱり自分には合わないな」

と分かった。

これって、買わなければ分からなかったことなんですよね。

もしかしたら、ずっと使い続けていたかもしれない。

そうならなかっただけ。

そして、そのときに「パンを作ってみたい」と思った気持ちも、今となっては一つの思い出です。

人間って、合理性だけでは生きていないんですよね。


趣味には「ロマン」が必要なんだと思う

わたしが思うに、使う予定のない道具が欲しくなる最大の理由は、

ロマンがあるから。

これなんじゃないでしょうか。


ポータブル電源なんて、まさにそうです。

「今すぐ絶対必要ですか?」

と聞かれたら、

「いや、別に……」

となる。


でも、

「ソーラーパネルと組み合わせて、どこでも電気が使えます」

なんて言われたら、

「……欲しい」

となる。

これがロマンです。

電動自転車もそう。

「普通の自転車でいいんじゃない?」

と言われれば、それはそうかもしれない。


でも、

カッコいいデザイン。

電動アシスト。

車に積んで遠くへ行ける。

そんなことを考えていると、どんどん欲しくなってくる。

道具というのは、単なる物ではないんですよね。

「これを使ったら何ができるだろう?」

という未来まで一緒に買っている。

だから楽しい。

今は、失敗してもやり直せる

しかも今は、昔より気軽に道具を買えるようになりました。

メルカリなど、使わなくなったものを売れる場所もあります。

もちろん買い物には計画性が必要ですが、

「買ってみたけど、やっぱり使わなかった」

という場合でも、次の人に渡すことができます。

自分には必要なかった。


でも、誰かにとっては欲しかったものかもしれない。

そう考えると、物が循環していくのも面白いですよね。

だから、すべての買い物を「無駄遣いだった」と片付けなくてもいいのかもしれません。

大人になってからの遊びは、もっと自由でいい

大人になると、どうしても、

「それ、何に使うの?」

と聞かれることがあります。


でも趣味なんて、本来そんなものです。

何に使うか分からない。

でも欲しい。

カッコいい。

触っているだけで楽しい。

それでいいんじゃないでしょうか。

仕事なら効率を求めます。

生活ならコスパも考えます。


でも、趣味くらいは、

「なんか好き」

で選んでもいい。

むしろ、その「なんか好き」が人生を楽しくしてくれることがあります。

道具を選んでいる時間も楽しい。

届くまでワクワクする。

箱を開ける瞬間も楽しい。

実際に使ってみる。

そして、もしかしたら一度しか使わないかもしれない。

それでもいい。

その時間そのものが、遊びなんだと思います。

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🌟まとめ

使う予定がない。

必要かどうかも分からない。

それでも、なぜか欲しい。

そんな道具があってもいい。

むしろ、大人になったからこそ、そういうものを楽しめる余裕があってもいいんじゃないでしょうか。

合理的に考えれば、必要ない。

でも、

「これ、カッコいいな」

と思ってしまう。

その気持ちは大切にしたい。


だって、人生は必要なものだけで作られているわけじゃないから。

趣味もそう。

遊びもそう。

ちょっとした無駄もそう。

そういうものが、毎日を少し楽しくしてくれる。

だからわたしは、これからも欲しいものがあったら悩むと思います。

「本当に使うのか?」

「必要なのか?」

と考えながら、最後には、

「でも……カッコいいんだよな」

となる。

そして買ってしまう。

それでいい。

ロマンの前では、お金など問題ではない。

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