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「N氏の庭探訪記」㉗ブルーベリー2

地植えのブルーベリーから横根が出て来た。
もったいなくて鉢植えにすることになった。
そのうちに地植えの樹が大きくなりすぎて、樹間が狭くなった。
間引いてそれも鉢植えにした。
鉢も木の成長につれて次第に大きくしてきた。
地植えが4本、鉢もいろいろで、合わせて9鉢。
鉢にも雑草が生える。
それで、防草シートをそれぞれに敷くことにした。
鉢植えの良さは高く持ち上げて下から観察しやすいこと。
なぜそうするか、イラガ(毛虫)である。
庭づくりを初めて10年余、イラガとの戦いに明け暮れた。
イラガのせいであきらめた果樹や花木は数知れない。
ジューンベリー、桜、ムベ、梅、みかんなど。
「家にありたき木は、松・桜」と兼好法師が言いしは、はるか昔のこと。
全て切り倒した。
諦めきれずに買いなおしたものもある。
葉の食害はいうまでもなく、刺されるとともかく痛い。
刺された時も痛いが、痛みは1ヶ月続くこともある。
ブルーベリーには、「語るも涙聞くも涙の物語」があるという。
私はN氏の語りを涙なくして聞くことができなかった。

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