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「N氏の庭探訪記」㉘ブルーベリーとイラガ

「ともかく刺されると痛い。
でもブルーベリーを切るわけにはいかない。
孫たちの大好物なのだ」
それでN氏はイラガの方を退治することになったという。
「初め、桜を愛でていると刺された。
見ると葉ごとにぞろぞろ。
イラガの波と雲の波♫と、思わず口に出た。
卒倒しそうになるほどの数。
薬を散布しても、すぐスプレーは空になる。
初めは気づかなかったが、保護色に隠れて巧妙に増えていた。
慌てて他の木も調べるとあらゆる植物にぞろぞろ。
いくつかは切り倒したが、残しておきたいものもある。
数年の研究の末にイラガの全てが分かった。
全ての木を年中無休で観察し卵を見つけては潰し、幼虫を見つけては潰してきた。
薬を使うよりも素早く見つけて潰すのが金もかからないし、簡単。
刺されたときの処置も分かってきた」とN氏。
私も苦しめられて来たが、イラガは葉を観察すれば分かるようになった。
昔は見たことがなかった。
これも温暖化の影響か。
イラガと共存する訳にはいかない。
北の国では熊の被害。
こちらは共存の道を探らねばならない。
N氏も私も、今日も監視の目を緩めない。

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