君との風(詩)
僕たちは別の場所に生まれた。
育った環境も違うし、
見て来た景色も違う。
それなのに、
僕たちは同じ方向を向いて
共に歩き出した。
君はとても素敵な人だけど、
僕には関係ない人だと思っていた。
あの日吹いた風が、
ふいに交わった。
その日から君は、
僕の気になる人になった。
誕生日が同じなんて、
運命に違いないと思った。
二人がそう信じた瞬間、
また優しい風が吹いた。
二人だけの楽しい時間。
やがて生まれた、
僕たちの愛しい宝物。
同じ風を共に受けて来た。
あの子が巣立つ時、
僕らは寂しさを共に分かち合った。
痛みと不安と誇らしさ。
君と分け合える人生で良かった。
あの子の部屋のカーテンが揺れた。
背中を押してくれたように感じた。
