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大雨の記憶

今日は大雨が降って、
父の月命日だった。

だからだろうか?
接骨院で先生と話す話題が、
地震の後のことになった。

能登半島地震の時、
避難所で父がコロナになった。
それからしばらくして、
父は天国に行った。

父は、誰にでも
信じられないほどいい人だったから
地獄にはいかない。
だから、天国にいるだろう。

だけど、
私は天国にはいけないかもしれない。
これから徳を積んでいっても
間にあわないほど、
私は人を傷つけている。

能登半島豪雨の時、
仕事に行こうとしたら、
家の前の道路に濁流が流れ込んでいた。

ゴミがぷかぷか浮いていた。

こんな景色は初めてだ。
そう思いながら、私は車に乗った。

仕事に向かう途中、
冠水している道路があった。

止まって引き返そうと思ったけど、
後ろから車が来ていたので、
止まれず前進した。

なんとか無事に通過出来て、
その後、車が壊れることもなかったけど、
私が通ってすぐ、
そこは通行止めになったそうだ。

もっと遠い場所の職員さんが
その箇所を通れず、
仕事に来れなかった。

あの日、
職場にいた人の中に、
床上浸水した人もいた。

私の家も雨が降ると、
下水がぼこぼこ言い出して、
その状態になると、
トイレもお風呂も使えなかった。

トイレに行きたくても、
近くの公衆トイレは夜になると、
鍵がかかって使えなかったし
夜遅くまでやってる店舗もなかった。

母一人が住む実家に避難した。

高齢の母があと何年暮らせるかわからないのに、
大金をかけて直すのは迷ったけど、
母がどうしても帰ると言ったから。

結果的に、
直してよかったんだなと思った。

あれから、
そんなに月日は経っていない。

だけど、私の記憶は、
こんな機会がないかぎり、
蘇ることはなかった。

忘れたいことなのかな?

なんのはなしですか?


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