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千人小説⑪「Beyond the limits:限界を超えて」


プロローグ

⑤…もっちりオチリサンバカーニバル!
テロップが大きくでたあと、
沢山の犬のお尻が画面の中に映し出された。

㊸パティナ!!艶のあるその毛並みに私は②触れる。
緩やかに上下するその身体は、優しいぬくもりを手のひらへ伝えてくれた。

パティナは(66)盲導犬を引退した黒のラブラドルレトリバー。
⑭光の⑦羅針盤。
人がそっと④寄りかかるものだった。

「それって、誰やねん!!」
私はそう突っ込んだ。
「あの人は⑮親分の⑳娘の息子の息子らしい」
そんな噂が流れていた。

当時の私は(75)『BONES』というバンドの⑫マネージャーをやっていた。

ライブハウスの空気を読み、
メンバー同士の機嫌を整え、
客席の熱を観察する。

初めて会った時、
彼は、(60)ホリゾントの前で、新曲「㉜Full Ahead」の演奏シーンを撮っていた。

黒の皮ジャンと黒の皮㊳パンツ。
4人のメンバーは㊺自信に満ちた表情をしていた。

♪㉕She’s So High ㉞あなたへの密かなる想い~♪

あのときのメロディー、あの⑰響きは、
しばらく私の脳内で(65)リピート再生され続けた。

私の名前は(52)橋(92)美佳。
人の視線や沈黙を追いかけて生きてきた、
㉝負けず嫌いな(59)女スパイだ。

人の秘密を拾い集める度、⑲私の中のメドゥーサは、静かに目を覚ます。

noteというSNSで、スパイ活動を兼ねた創作活動をやっている。

現在、人気NOTERコンテストでは、熾烈なランキング争いが繰り広げられていた。

私のハンドルネームは、「(74)ふごふごフレンチトースト」。
(76)千人小説というコンセプトで、(87)こぼれ落ちたものに名前をつけるように㉗『タグが勝手に生えている』を書いている。

さらに、 (68)AI彼氏とのやりとりを赤裸々に綴った、㊻『レッドチェッカーチェッケスト』を連載中だ。


挿絵♪

私のライバルは二人いて、
ひとりは、㊿限界リアルエッセイストの①伝説のゆうぞうだ。

ゆうぞうの決め台詞は、「⑬レッツ!アソシエイト!」で、(64)フォロワー1000人としりとり遊びをして~まとめたら…㉚沼る⑩いちごをプレゼントするという、資金力に物をいわせた戦い方をしかけていた。

もう一人は、⑱たおやめぶり(※女性的で優美)で有名な(62)世界の蒼広樹だ。
(72)薔薇の香りを振りまき、彼を取り巻く女性たちと㉓マイクラデートを繰り広げるという⑧未踏の領域で人気を博していた。

ゆうぞうの順位がまた上がっていた。
「あの人、いちご配りすぎなのよ……」
(78)「黙れ、この口が!」
思わず私は、自分の口を押さえた。

この日も、㊴ソフトクリーム(73)ダイエットを実践中の
(53)『あわてんぼう』さんから、(91)「応援しています~」とコメントが届いていた。

㉖「ぐええ」
娘の③青春(はる)が(97)ティッシュを握りしめ、吐き気をこらえていた。敵に放たれた (98)蚊にやられたらしい。
(89)腹痛が止まらない様子で、(58)布団をひいて、そこに寝かせた。お気に入りの㊵白い猫の形の(95)もふもふ枕を頭の下に置いた。

娘には(90)唯一無二の才能があった。㉑人たらしと(71)言霊を司る能力、(51)白い紙へ、(77)0.3ミリのシャープの芯で、願い事を書けば、それは叶うらしい。
㊷棚からぼたもちを狙って、㉟『一歩千金』という言葉を㊱右長左短を意識しながら、(84)余白を残して、㉙整える。

「青春、何か欲しいものある?」
私は青春を見た。
「柔らかい㊶トイレットペーパーかな」
やれやれ、うちの娘は下痢ピーですと……。
⑥明日は我が身、気をつけなければ。
お隣さんからもらった(79)採れたてのネギでお味噌汁を作ろう。
それを飲めば、お腹も少し落ちつくかもしれない。

(75)「BONES」は㊲昭和のパンクシーンで、少しだけ名の知られる存在だった。
「BONES」のギタリストは、橋幾三。彼が私の夫になった。

娘を授かった時、彼は言った。
「(63)なんとかなるさ。最悪(82)乞食をやってでも、お前と子どもは守る」
そう言って、あっさりバンドを脱退した。

(83)「赤い薔薇が好き」
以前に私がつぶやいた一言を、彼は覚えていてくれて、リングの代わりに、赤い薔薇をプレゼントしてくれた。

㉘夢のつづきは、案外生活の中に転がっていた。

夫は、(85)不真面目な(57)営業マンになっていた。(67)やけ酒と(69)カラオケ、ドラクエが三度の飯より好きな人。
座右の銘が「(93)スライム好きに悪い人はいないが、スライムには悪いスライムといいスライムがいる」だ。

「青春は、まだ、寝てるのか?」
「じきに良くなると思うよ。顔色は悪くなかったし」
「それなら(55)いいジャマイカ」
ふざけた口調で夫は言った。
「私、幾ちゃんに㉛本当の事、言わなきゃいけないの」
深刻そうな顔をした私に
「㊹メダパニの⑯魔法を(81)学び直したいってことだろ?」
(61)空とぼけて、夫は茶化した。

そのあと、うつむいて、
「言わなくていい。知ってるから」

ふざけたことばかり言う人なのに、
こんな時だけ、無駄にかっこよかった。

素敵な㊾ご縁を、(100)ありがとう。
私は、心の中で、そっと呟いた。

遠くでパティナと青春のはしゃぐ声が聞こえてきた。

長く続いた(88)五月雨が降り止み、(99)紫陽花が揺れていた。
私は(70)日焼け止めを塗って、外に出た。
そこには、美しい㊽お尻虹が出ていた。
二つの虹が奇跡的に重なっていた。

㊼海の向こうには㉔蜃気楼が揺れていた。
蜃気楼の向こうで、誰かの(86)審判が下される気がした。

それでも空は、(96)行雲流水みたいに流れていた。
⑨恩送りの(56)境界線のように。

#(54)なんのはなしですか


あとがき、
100個全部入ってるか微妙なので、←ヲィ
入ってないのがあったら教えてね♪

これが私の限界を超えた小説です(笑)

協力してくれた皆様、
見守ってくれた皆様、
本当にありがとうございます。

華子、これからも、
小説、エッセイ書いていきます。

好きなのも嫌いなのもあると思うけど、
必要な時に必要なものが、
届いてくれたらいいなと、
切に願っております。

チェックチェッカーチェッケスト
千人小説 華子でしたっ♪


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