苦味と酸味を求めていたサタデーモーニング
最近、なんとなく食生活が荒れていた。
美味しいものを食べているはずなのに、
どこか満たされない。そんな感覚が続いていた。
だから今日は、モーニング巡りの日にした。
いつものようにSNSで見つけたお店をチェックしながらも、
今日は少しだけ気分を変えて、
あえて「載せられない場所」に足を運んでみることにした。
そこはフランスの空気をほんのりまとった、
こぢんまりとしたお洒落な店だった。
派手さはないけれど、細部までちゃんと整っている感じ。
頼んだのは、クロッシュマダムと冷製スープ。
まずは一口食べてみる。
クロッシュマダムは、想像どおり、
いや、それ以上にちゃんと美味しかった。
とろりとした卵、香ばしいパン、塩気のバランス。
安心感のある美味しさ。
でも、本当に心を掴まれたのは、
付け合わせのサラダだった。
クレソンに、ビネガーのドレッシング。
それだけ。
驚くほどシンプルなのに、口に入れた瞬間、
すっと体に入ってくる。
苦味と酸味のマリアージュ。
その一皿を食べたとき、ふと気づいた。
最近の自分に足りなかったのは、これだったのかもしれない、と。
甘さでも、こってりでもなく、
苦味と酸味。
整えるための味。
暴飲暴食が続いていた日々の中で、
知らないうちに鈍っていた感覚が、少しだけ戻ってきた気がした。
たった一皿のサラダで、こんなにも満たされるなんて。
食べることって、やっぱり面白い。
また来ようと思う。
でも、ここはSNSには載せられない。
そういう場所が、ひとつくらいあってもいいと思えた日だった。
※画像は生成AIで作成したものです。
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