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色々な美術館を訪れてきましたが、今振り返ると、パリのギュスターヴ・モロー美術館ほど展示方法について考えさせられた美術館はありませんでした。

最初に訪れたときは、「なんてもったいない展示方法なんだろう」と思いました。しかし、その後さまざまな美術館を見て回るうちに、その考えは大きく変わりました。

2024年10月に撮影した写真とともに、ご紹介します。

この訪れた日の前日も来たのですが、下記の入口の扉にA4サイズの紙に本日は従業員ストライキのため急遽休業です、と書いてありました。
翌日、10時オープン時間には扉は開かずに15分遅れで開きました。
別に何事もなかったかのように、物事が進んだことに少し驚きました。
あとで色々聞いてみると、パリではあるあるのことのようでした。

この入口から入ります。

どちらかと言うと、日本で言うと一部の画廊のような展示方法のような気がした展示でした。

大体の絵の右下あたりに番号が書かれたプレートがあります。
展示室ごとに説明+キャプションが書いてあるB4サイズのものを自分で持って、番号に合わせてその説明書を見るようにします。

とにかく全部、彼、モローの作品です。
日本では一人の画家の作品も数点しか見る機会がないことが多く、
見終わるたびにどこか物足りなさを感じていました。
だから、いつか本場の美術館へ行って、溢れるほど作品に囲まれてみたい。
そんな思いをずっと持っていました。
それが、このモロー美術館で実現したのです。

この2日前には、ルーヴル美術館、オルセー美術館、オランジュリー美術館を巡っていました。
それだけでも十分に満足していましたが、
このような個人の美術館で、
一人の画家の作品だけにこれほど囲まれるとは思ってもいませんでした。
この内の1~2点でも日本の美術館にあれば、それはそれは大変な価値観、
存在になるのでしょうね。
ほんと、日本にお借りしたいです。
右下のひげの老人凄く良かったです。
宗教画のようなものがやはり多いです。
廊下の通路(1,5m位の記憶)の壁に展示されていたのでこのような撮影になった記憶。

全部私のPinterestのギュスターヴ・モロー美術館として、全て載せたのですが、
この作品が一番チェックが多かった作品でした。私には意外でした。

ここから4枚は、参考にと思って撮っているのでブレているものが多いです。

1階から2階にいく階段と2階の書斎の間です。
重厚感とは違う感じで、説明が難しいのですが、階段には絨毯が敷いてあって、靴が沈むわけでもなく、しっくりくる感覚というか心地よさのようなものがある階段でした。とにかく安心感を感じる雰囲気が美術館全体にありました。

ここからは、おそらく3・4階の展示室の展示を撮っています。
確か3・4階は1・2階とは違い、広くて天井が高かった記憶です。
3・4階のどちらかか忘れましたが、2部屋あるところがありました。

入館者の頭の大きさを基準に見てもらうと、絵画の大きさがわかると思います。
有名な螺旋階段です。
モローの要望で作られたと聞いています。
この日は先生が引率した子供たちの課外授業らしくたくさんの子供たちがいました。
パリの美術館の学芸員の人は、子供の怒る時は怒ります。
しかし後に引かないことがよくわかりました。
こんなに立派な作品の上にもまた、絵画が展示されています。
このような作り方の作品は、今年行ったベルギー王立美術館群の
フランドルの画家たちが描いたものがよく見ることができました。
左下にあるラックの差し込んであるのが、1セットごとの説明書です。

正面の下の方に螺旋階段の降り口があるので、ここは4階になるようです。
そうすると、3階はかなり広いスペースの一間になっていたようですね。
4階が2部屋だったようで、額のようにも見える境目があります。
螺旋階段の降り口の脇に、イーゼルに架かっているモローの自画像があります。
69番と書いてあります。
ギュスターヴ・モローの自画像です。
何度にもなるので、簡単に。
この自画像の裏に小さい「クロネコヤマト」シールがあってありました。
日本の移送に日本の各地を回った時に宅急便の美術専門のチームがかかわったということを、
学芸員の方が教えてくれました。

最初、見た時は、何て”モッタイナイ”展示方法だろうと思いました。
しかし、ここのところいろんな美術館、画廊、ギャラリーといわれる所を見ると、今では、一人の画家の作品に囲まれるという体験を実現するには、この展示方法だったからこそできたのだと思っています。
これが結論でした。

#創作大賞2026
最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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しゅうぼう パリに向け日々精進してまいります。