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また、病院の話ですみません!なにせ初めての事ばかりでしたので、つい顔には出せず笑ってしまった事。

朝の最終チェックが終わって、看護師さんが部屋を出て行かれました。
ところが、すぐまた戻ってこられ、おもむろに野球場で飲むビールの紙コップほどの大きさの紙コップをテーブルにポンと置かれました。(ヘッダー画像くらいの無地のものです。)
「これを渡されたら、何か飲むのかな?」と思いますよね。

看護師さんいわく、”退院時の最終チェックのひとつです。”

看護師さんは「これからは水分をたくさん飲んで、最初のおしっこが出たら、ナースコールをしてください」と言われました。
ナースコールという名前はもちろん知っていましたが、入院そのものが初めてです。どこにあるのか、どういう時に押すものなのかは、まったく分かりませんでした。

それ以前に、トイレがどこにあるのかさえ知りません。病室に入って間もなく検査へ向かったので、病棟を見て回る時間もなかったのです。

「トイレは病室を出て右でしたっけ、それとも左でしたっけ?」

と尋ねると、看護師さんも「えーっと……どっちだったかな」と少し考えてくださいました。そのやり取りにも思わず笑ってしまいました。

後で見てみると、病室だけでなくトイレの中にもナースコールがいくつも設置されていました。「なるほど、こういう時に使うんだ」と、初めて知ったのでした。

小さなワニのような計器が、パクッと口を開けて私の右手の指に嚙みつきました。最初は看護師さんから、すーっと私の手に差し出された時(見たことはありましたが、実際に使われるのは初めてでした。)は私は何だと思い、思わず手を引っ込めてしまいました。お互いここで一笑い。
例のコロナの時に流行った代物で、パルスオキシメーターといって酸素飽和度を計るものでした。

嬉しかったことがこの検査ではあります。
昔からなのですが、人間ドッグや年一度の市の健康診断に行くと血圧がいつも高いのでした。ここのところは、病院に行って血圧検査をすると、必ずと言っていいほど数値がうなぎのぼりなのでした。

それが今回この検査手術が終わって病室に戻ると、決まっていることなのでしょうが、点滴のチェックと体温と血圧を測ります。
それで体温と血圧の数値の結果を聞いて驚きでした。体温は平熱でしたが、血圧が何と自宅で計っている時の数値とほとんど同じものでした。

上が130前半で下が80前後ですから、まあ74歳でこの数字は悪くないと思っていました。
このことを健診のたびに看護師さんやお医者さんへ話しても、「そうですか」と軽く流されてしまいました。

それが毎回悔しくてたまりませんでした。
「ほら、見ろ!ちゃんと合っているじゃないですか!」
とその時の関係者に言いたい。

これにはびっくりでしたが、嬉しかったことでした。
これでようやく、病院でも普段どおりの血圧が測れたのです。

術後3時間までの水分摂取禁止とその日は食事なしは、前回書いたように、あまり関心事ではありませんでした。
それは、ここのところ体重が2キロほど増えていたところでした。最近身体を酷使しないようにと1日に歩く歩数を制限気味にしていたら(食事は今まで通り)1か月ほどで増えてしまいました。これはどうしたものかと思案中でした。
なのでこの”その日は食事なし”は打ってつけのことで”ウェルカム”状態だったのです。
自宅へ戻り、お風呂に入る前に体重計に乗ると1,5kg 減っておりました。(シメシメでした。)もう少しで、元の状態になる感じでした。

結果は何でもなければ、それはそれでいいことです。

でも人生何があってもおかしい事ではないので、なればなったで、長年掛けてきた保険の給付が受けられると思えば救われる気がします。

この感覚は歳を重ねてきたことで辿り着いた気がします。
だから若い時に感じていたこととは違うことになっています。

面白いというか不思議に思います。

帰り電車は1回乗り換えがあります。

その時のホームの暑さはさすが普通の暑さとは思えないほどの暑さでした。
後で調べてみると、私の住んでいるこの辺りは31℃まで上がったようなので、体感としてはそれ以上だったのでしょうね。

その暑さで、反対にあの病室の寒さを思い出しました。
しかし、いくら暑くてもあの寒さは、一瞬味わうくらいでいいと思いました。

今朝、昨日ぎっくり腰のような痛かった腰の痛みはほとんど感じなくなりました。帰ってゆっくり湯船につかり、軟膏を十分塗ったのが結果よかったのでしょうね。

しかし、寝たきりになった場合を考えると想像を絶します。
「人生、一寸先は闇」という言葉があります。
そのことは絶えず心のどこかに置いておかないといけないことかな、思った次第でした。

いま気が付きました。

私の心の中には、もう一つ大事にしている言葉があります。
「人生には三つの坂があります。上り坂、下り坂、そして『まさか』という坂です。」

小泉元首相がお話しされていた言葉と記憶しています。
今回のことで、その「まさか」は、誰の身にも起こり得るものなのだと改めて感じました。

だからこそ、いつでも油断は禁物なのでしょうね。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。


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しゅうぼう パリに向け日々精進してまいります。