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猫型ロボットが運んだお皿と、手放せない仕事の話

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先日、ファミリーレストランで猫型の配膳ロボットにお皿を運んでもらいました。可愛くて、便利で、楽しい体験でした。

でも受け取りながら、少しだけ寂しさも感じたんです。

この小さな違和感の正体を辿っていくと、「機械に任せていい仕事」と「人がやるから価値になる仕事」を分ける線引きが見えてきました。
ハンドメイド作品を売る作家さんにとっても、これは自分の仕事のどこに手をかけるべきかを決める物差しになる話だと思います。

配膳ロボットに感じた違和感


最近はレストランで配膳ロボットをちょこちょこ見かけるようになりました。種類によってはネコの表情をしていて可愛いですし、ちゃんと働くし、便利です。先日のファミリーレストランでも全く不満は感じませんでした。

ただ、お皿を受け取りながら、自分の中に小さな違和感?寂しさ?のような感情が生まれたんです。人が持ってきてくれた方が嬉しいかもしれない、と。お店の人と言葉を交わす、あの何気ない瞬間が、実は自分にとって大事なのかも知れないと気づきました。

もしかすると今はまだロボットが運ぶという珍しさでその違和感は覆い隠されて、みんな「それはそれでいい」と思っているのかもしれません。でもロボットが運ぶことに誰もが慣れてしまった時、人間とコミュニケーションを取るチャンスが失われていることに、ふと気づく瞬間があるのかもしれない、と思いました。

同じお店で起きた真逆の出来事


もう一つ面白いことに、同じお店で逆のことも起きました。
そのレストランは「アプリで会計ができます」と案内していたので、レストランのアプリで支払おうとしたところ、「アプリ内のクーポンを使う場合はレジで人に対応してもらってほしい」と書いてあったんです。(同じアプリの中なのに?)

僕個人としては、会計はなるべく早く正確に済ませたい場面なので、人よりも機械にやってもらった方が簡単でいいと感じるタイプです。つまりこのお店では、人にやってもらいたいところと機械にやってもらいたいところが、僕から見ると逆になっていたわけです。

機械と人の線引きは、誰が決めるのか


ここで気づいたのは、機械に任せるべき仕事と、人がやるべき仕事の線引きは、「提供している側の都合では決まらない」ということです。決めるのは受け取る側、つまりお客様が、その場面に人を求めているかどうかだ、ということです。

今回の話はあくまで私が感じたことで、人によって感じ方は違います。ロボットが運んでくれた方が気楽でいいという人もいるでしょうし、逆に会計の時こそ最後に自分の感想を伝えたい、やりとりしたいという人もいるはずです。同じ一回の食事という体験の中でも、場面によって人を求めるかどうかはまったく違うんです。

だからこそ、「自分のお客様」がどこに人がやることの価値を求めているかを考えることに意味があります。

ハンドメイド作家さんの仕事に置き換えると


これは作家さんの活動にそのまま当てはまる話です。

ハンドメイドの作品を買ってくださる方は、そもそも「人」を強く求めて買ってくださっています。機械が作った均一なものでよければ、いくらでも安く手に入る時代です。それでもわざわざ「あなたから」「ハンドメイドを」買ってくれているわけです。

だからこそ、お客様が「人」を感じたいと思っている場所ほど絶対に手放してはいけません。作品そのもの、添えるメッセージ、やりとりの温度。そこはあなた自身がやるからこそ価値になります。

一方で、お客様が人を感じていない部分もあります。伝票整理、在庫管理、発送の手配といった定型の事務作業です。そういった裏側で機械やAIが動いていても、お客様は何も失いません。浮いた時間を作品やメッセージに使えれば、お客様が受け取るものはむしろ増えます。

例えば、商品説明文に「一つひとつ手作業で」とだけ書くのではなく、発送作業の効率化で生まれた時間を、お客様一人ひとりへのメッセージに添える一言を考える時間に回す。あるいは値づけの場面で、価格の理由を説明する言葉を、事務作業を機械に任せて浮いた時間でじっくり練る。こうした置き換えが可能です。

今日できる一歩


今やっている仕事の中で、お客様が「あなた(人)」を感じている場所に、一つずつチェックをつけてみてください。

チェックがついたところは、絶対に手放してはいけないところです。
逆にチェックがつかなかったところは、機械やAIに任せて楽になっていい場所です。手放していいとわかったところは、積極的に時間を生む方向で機械を使っていくといいと思います。

特にメッセージにかける時間は、伝票作業とは性質が違います。一人で考えると、何度考えても同じような文章になってしまい、本当に大事にしていることが浮き彫りにならないことがあります。

【無料ツール】そこで役立つように、無料でお手伝いするツールを作りました。

ぜひ使ってみてください。あなたが考えていることを浮き彫りにして、AIと一緒にうまく表現できるようになるはずです。

ネコ型ロボットは可愛かったです。それでも、お皿を運んでもらったあの瞬間に私が欲しかったのは、たぶん効率ではなかったんだと思います。
あなたのお客様にも、きっとそういう瞬間があります。

それでは、今日も一日頑張っていきましょう。
応援しています。

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