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川の前で、ふたりは初めて会った。——Ry Cooder & V.M. Bhatt『A Meeting by the River』

1992年9月、ロサンゼルスにて録音。録音開始のわずか1時間前に初めて対面したRy CooderとV.M. Bhattが、リハーサルなし・打ち合わせなしで即興演奏した全4曲を収録。1993年4月、Water Lily Acousticsよりリリース。1994年、第36回グラミー賞ベスト・ワールドミュージック・アルバム賞を受賞した。

Ry Cooder とV.M. Bhattという音楽家
Ry Cooderはカリフォルニア出身のギタリスト/作曲家。ブルース、テックス・メックス、ハワイアン、ゴスペルを横断するスライドギターの名手として知られ、後にブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのプロデュースでも世界的な名声を得た。
V.M. Bhatt(ヴィシュワ・モハン・バット)はラジャスタン州ジャイプール出身の北インド古典音楽家。自ら改造・発明した弦楽器「モハン・ヴィーナ」の演奏者として、ラヴィ・シャンカルの弟子として音楽の道を歩んできた。

『A Meeting by the River』という一枚
レーベル:Water Lily Acoustics。全4曲、39分54秒。パーカッションにCooderの息子Joachim(当時14歳)がダルブッカ、Sukhvinder Singh Namdahriがタブラを担当。全曲即興・無編集。

——川の前で、ふたりは初めて会った。
表題曲「A Meeting By The River」は10分間にわたりふたつの弦が対話し、溶け合い、またすれ違う。インドのラーガ的な旋律とデルタブルース的なスライドが、どちらでもない場所に着地していく。
「Longing」はその名の通り切なく、12分かけてゆっくりと渇望を解きほぐす。「Ganges Delta Blues」はガンジス川とミシシッピ川が交差するような、ありえないはずの音楽地理。クロージングの「Isa Lei」はフィジーの民謡で、別れの歌として世界各地で歌われてきた旋律を、モハン・ヴィーナとスライドギターが静かに奏でる。

どんな午後に聴いてほしいか
7月の川辺、木陰に入ったときのあの涼しさの中で。水音が遠くに聞こえ、風が草をなでていくような場所で。あるいは目を閉じて、その川辺を想像しながら。

TRACKLIST
1 A Meeting By The River
2 Longing
3 Ganges Delta Blues
4 Isa Lei

川の前で、ふたりは初めて会った。
幻音社


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