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バスを降りたら、楽園だった。——Tender Leaf『Tender Leaf』

1982年、オアフ島北東部ハウウラのSea West Studiosにて録音。プライベートプレスでリリースされた本作は、長年レアグルーヴ・コレクターに渡る者だけが知る幻のハワイアンAOR傑作として語り継がれ、2019年にAloha Got Soulより公式リイシューされた。全9曲32分38秒。

Tender Leafというバンド
Murray Compoc SpencerとDarryl Valdezはオアフ島の市営バス(TheBus)の運転手として出会い、休憩中に音楽を語り合ううちに意気投合。互いの家でギターを持ち寄ってジャムを重ね、バンドを結成した。Murray  Compoc(ギター・ヴォーカル)、Darryl Valdez(ギター・ヴォーカル)、John Franklin(ギター)、Patrick Caraulia(コンガ)、Bob Hernandez(ベース)、Vince Ostertag(ドラム)、Kit Ebersbach(キーボード・プロデュース)という編成で、1982年にSea West Studiosに入り、ハワイの自然の美しさ、愛、人生をテーマにした9曲を録音した。これがバンドが残した唯一の音源となった。

『Tender Leaf』という一枚
レーベル:Aloha Got Soul(2019年リイシュー)。全9曲、32分38秒。フリーソウルとレアグルーヴのコレクターが長年探し求めてきた伝説的なアルバムで、日本ではCool Sound/Cool Hawaiiによるリイシューも行われた。ソウル、AOR、サイケデリア、ハワイアンが軽やかに溶け合った、楽園の音そのもの。

——バスを降りたら、楽園だった。
オープナー「Countryside Beauty」はファンクの香りを持つソウルフルな陽光のような一曲で、32分間の楽園の幕を開ける。「Shores  of Makapuu」はオアフ島の岬を望む情景がそのまま音になったような開放感、「You’re My Fantasy」はAORの甘いグルーヴと夢見るようなヴォーカルが絡み合う。「Beautiful Hawaii Kai」は地名への愛情が溢れ出す穏やかなポップ。「Going To The Country」はアコースティックギターと風の音が混ざり合い、どこか遠い田舎へと連れて行かれるような感覚で静かにアルバムを締めくくる。

どんな午後に聴いてほしいか
7月の昼下がり、どこかへ出かけたくなった時間に。バスの窓から夏の景色を眺めるように。楽園はいつも、思いがけない場所にあると教えてくれる32分に。

TRACKLIST
1 Beautiful Hawaii Kai
2 Countryside Beauty
3 You Are My Love
4 You’re My Fantasy
5 Coast to Coast
6 Shores Of Makapuu
7 Future Family
8 Oh, Stop
9 Going To The Country

バスを降りたら、楽園だった。
幻音社


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