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ボクシング世界戦マッチメイクの裏側 消えたカードと「那須川天心×エストラーダ」真相

 プロボクシング、3月15日に横浜BUNTAIで行なわれる世界戦興行「U-NEXT BOXING 5」が発表された。日本人選手が絡む4つの世界タイトルマッチが一夜で見られる強力興行だ。

3・15横浜BUNTAI「U-NEXT BOXING5」
 ▼WBA世界バンタム級挑戦者決定戦 10回戦
  1位・ノニト・ドネア(米国) × 4位・増田陸(帝拳)
 ▼WBA世界ミニマム級タイトルマッチ 12回戦
  王者・松本流星(帝拳) × 4位・高田勇仁(ライオンズ)
 ▼WBC・Lフライ級タイトルマッチ 12回戦
  王者・ノックアウト・CPフレッシュマート(タイ) × 2位・岩田翔吉(帝拳)
 ▼WBO世界フライ級タイトルマッチ 12回戦
  王者・アンソニー オラスクアガ(米国) × 4位・飯村樹輝弥(角海老宝石)

 これだけのイベントが動くには、水面下で相応の交渉があるが、今回は「契約寸前で実現しなかった試合」も3試合あった。一方、この「円安」状況下でも、外国人選手たちが積極的に来日を決めてもいて、4試合それぞれの知られざる事情がある。さらに、内定している4月11日、両国国技館での「那須川天心とファン・フランシスコ・エストラーダ」(WBC世界バンタム級挑戦者決定戦)もまた、ファンが知り得ない意外な裏事情によって決定していた。一見すると「日本側のプッシュ」に見えても、まったく異なる経緯があった。プロボクシングは、UFCやRIZINのように「一社のトップダウン」で動く競技ではない。国内外のジム、プロモーター、配信会社、そして王座団体など業界の思惑が複雑に絡み、その結果としてカードが成立する。

 昨年12月、記事を出して2週間ほどしてから、複数の人々に「片岡さんの記事がパクられてますよ」と連絡をもらった。ある関係者は、「事実関係ならともかく、見解までコピーされている」と言っていた。僕はその記事に興味がなく、実際に読んでもいない。正直なところ、自分の取材手法が、試合会場と記者会見に行っているだけでは辿り着けない情報に基づいていることが、結果的に証明されたのだと受け止めている。興味深いのは、対戦カードひとつでも、「なぜその試合になったのか」を掘り下げ、裏側を動かしている人々に話を聞き、その情報を積み重ねていくと、ボクシング市場の実像が見えてくる点である。スポーツ紙やネットニュースでは表に出ない部分を知りたい人には、ぜひ続きを読んで頂きたい。

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