全盲のスピーカーが見せた希望の光
先日、髙橋まちゃぴろさん主催の
「介護ってステキ」を世界に広げる活動、
ベスト介護JAPANで優勝したのは、
整体院院長であり、全盲のスピーカー
浜田守理さん。
表彰の瞬間、
浜田さんは両手をそっと合わせ、
その場にいた人たちへ感謝を全身で伝えていた。
その姿に、胸がぎゅっと熱くなった。
浜田さんのスピーチは、
「介護のサポートがあったから夢を叶えられた」
という真っすぐなメッセージだった。
子どもたちにも、
お父ちゃんはたくさんの人に助けてもらいながら
夢を叶えていくんだよ
という姿を見せたい。
それはまさに、
“介護ってステキ”の体現そのもの。
そして、受賞者が整列した撮影のとき。
掛け声は「せーの!!」。
次の瞬間、受賞者のみなさんが
「いいね👍」のサムズアップをした。
主催のまちゃぴろさんも、参加者の多くも、
鴨頭嘉人さんが大好きだから、この流れはおなじみ。
しかし——
浜田さんが、迷いなく両手で
「いいね👍」をした瞬間、
ある記憶がよみがえった。
3年前。
浜田さんが初めて参加したオンライン会議。
まちゃぴろさん主催の
鴨頭嘉人さん講演会 in 群馬のミーティングだ。
オンライン会議も初めて。
おそらく奥様がサポートしながら参加され、
緊張しながら自己紹介をしていた。
会議の最後にオンラインで記念写真。
掛け声は、やはり、
「せーの!」
「いいね👍」
しかしそのとき、
画面越しの浜田さんは、固まっていた。
視覚に頼れない浜田さんには、
「いいね👍」=親指を立てるポーズ
だというイメージが伝わっていない。
それに気づいた仲間たちが、すぐに声で伝えた。
「親指を立てるんだよ!」
「そうそう、両手で!」
「それそれ!それが、いいねだよ👍👍」
みんなで伝えた、
浜田さんの“初めてのいいね”。
あの日の“初めて”が、
今回の表彰台での“いいね”と重なった。
イベント終了後、浜田さんに声をかけた。
「優勝おめでとうございます!」
「一緒に写真を撮りましょう!」
歴代優勝者のげんおかんさんと撮れて、
本当に嬉しかった。
そしてまた掛け声は、
「せーの!いいね👍」
僕は、浜田さんからいつも感動をもらう。
目が見えない。
でも浜田さんからは、
いつも 希望の光 を感じる。
変わろう。
成長しよう。
わからなければ、周りを頼ろう。
そんな姿勢が、まっすぐ伝わってくる。
本当の盲目とは、
“目が見えないこと”ではないのかもしれない。
絶望。
孤独。
誰にも頼れないと思い込む心。
そういう真っ暗な中で、
光を見失ってしまった状態こそが、
盲目なのだと思う。
浜田さんは教えてくれた。
「誰かが光になって、必ず助けてくれる」
浜田さんにとって、その光は
きっと髙橋まちゃぴろさんだ。
僕もそうだ。
何度も彼の背中に救われた。
そして今、
浜田さん自身の“いいね👍”が
僕にとっての希望の光になっている。
だから僕も、もっともっと
誰かの光になれるように生きたい。
絶望の中にいる人にも、
孤独で震えている人にも、
心が砕けそうな誰かにも。
暗闇の中で「光を掴みたい」と願う人の
光になりたい。
僕は、出会った人を元気にする存在になる。
浜田さんという光が、そう教えてくれた。
