デジタルタトゥーを消したい アマノ文筆クラブ
近年フィジカルAIの技術を応用した製品が流行ってきています。
その一つに、メガネに仕込まれた機器での人体へのプロジェクションマッピングがあります。
この技術はフィジカルデジタルタトゥーと呼ばれ、若者に人気となっています。
今日は、このデジタルタトゥーについてレポートします。
こちらの、最新型のメガネ型デジタルタトゥー器を実際につけてみます。
メガネのスイッチを入れると…私の腕にNKKのロゴのタトゥーが映りました。
思ったよりも、はっきりと見えます。
では、手を振ってみたいと思います。
このように、手を振っても、同じ位置にタトゥーが投影されたままです。
それでは、次に、今タトゥーがある場所を布で隠したいと思います。
今度は、タトゥーが消えました。
これは、AIが腕の位置や肌の質感を解析することで、タトゥーを投影したり消したりする技術なんだそうです。
これも、フィジカルAIの進化によって実現できました。
田尾はそこでテレビを消した。
家を出るのに、ちょうどいい時間だった。
「今日は、誰だ?」
今日の相手は海音だった。
「海音は肩だったな」
そう言ってメガネのボタンを押すと、肩に”海音”をデザインしたタトゥーが現れた。
もう少しで、海音が落とせそうだ。
田尾はタトゥーを確認して満足すると、上着を羽織って家を出た。
田尾は毎日、タトゥーの位置と絵柄を変えていた。
昨日は手首に”優月”、一昨日は首筋に”ZIXUAN”だった。
家賃は優月に、車はZIXUANに支払いを任せていた。
田尾は待ち合わせ場所で、海音を見つけると、タトゥーの表示された肩をかきながら、笑顔で近づいていった。
* * *
番組のレポートは、その後も続いていた。
ですが、フィジカルデジタルタトゥーの問題も発生してきています。
一番大きな問題となっているのは、長時間の投影による肌への焼きつきです。
これは、同じ絵柄を何度も同じ場所に投影し続けることで、皮膚の表面が低温火傷のように炎症を起こして、本当にタトゥーを彫ったようになってしまうというトラブルです。
この皮膚への焼きつきをデジタルタトゥーと呼ぶこともあるようです。
専門家に話を伺ってきました。
美容皮膚科医
「デジタルタトゥーを消したいと言って来院される患者さんは年々増えていますね。来院される方の多くは、一日中投影したままにされていますね」
対処法はあるのでしょうか。
「同じ場所に投影し続けると、肌の炎症が進みますので、場所を変えるなど対処した方が良いと思います。人によっては、一週間ほど間隔を空けても、消えない痕が残る場合があります。特に、場所を変えていても、毎日のように投影されていると、デジタルタトゥーになる方が多いようです。これは日常的に強い光を局所的に…」
下記企画に参加させて頂きました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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