【組み手攻略】「怖くて頭が真っ白になる…」を一瞬で解決する裏技スイッチ
押忍!空手家パパです。
今回の記事は、
伝統派空手をやってるお子さんで、かつ真面目に練習してるのに何故か勝てないと悩んでいて、なんか組み手怖いし、空手楽しくないかもと、悲しんでる感じで、そんな姿にかける言葉が見つからないと困ってる、そんなお父さんお母さんに送る、針の穴を通すようなニッチな記事です。
いつも見に来てくれた方、ありがどうございます。そして、さようなら(泣)
お悩みピンポイントの親御さん、または空手家パパの記事まあ読んでやってもいいか、と思ってくださる方のみ本編にお進みください🙇♂️
ではでは、はじめます。
前に書いた記事で、「組み手はガチャガチャした喧嘩じゃなく、相手の反応を利用するパズルだ!」というお話をしました。
※まだ読んでいない方は、ぜひ読んでみてくださいね!
「パズルの理屈はわかった!よーし、次の組み手で試してやるぞ!」
と意気込んで道場に行ったものの……。
いざ目の前に相手が立つと、怖くて頭が真っ白。体にギュッと力が入って、パズルの「パ」の字も思い出せずにボコボコにされて終わる。
……わかります。痛いほどわかります。パパも昔はそうでした。脳筋ゴリラでした。
場数を踏んで慣れれば大丈夫、とかよく言われます。
ですが、どうでしょうか?
一度ついた恐怖心は勝手に体を硬くして、動きを悪くし、上手くいかなくてまた嫌になり、すると体が硬くなって、、の地獄のループが始まります。
これを場数だけ、本人の努力だけで乗り切るのはかなり至難の業だと思います。
そこで今回は、「パズル」や「視野を広げる」「俺流の脱力」といった技術を、実戦の恐怖の中でもフリーズ状態から引っ張り出す「裏技のスイッチ」についてお話しします。
■ 構造⑤:恐怖をフワッと消す「ありがとう」スイッチ
「さあ、どんなすごい必殺技が出てくるんだ!?」と期待した方。
刮目せよ!
そのスイッチとは、一番最初に礼をする時、心の中で相手に「(戦ってくれて)ありがとう」と思うことです。
「……はい?パパさん、ついに精神論ですか?スピリチュアルですか?さようなら」
と、スマホの前でズッコケた親御さん、少々お待ちください!弁明させてください!
実はこれ、ただの気合いや根性のお話ではなく、スポーツ心理学や脳科学の観点から見ても理にかなっている「身体操作ハック」なんです。
■ 構造⑥:「敵だ!」と思うと体がロックする
私が昔、古武術の稽古をしていた時のことです。
ナイフ(短刀)で突っ込んでくる相手を捌いて投げる、という頭のおかしい稽古がありました。
当然、怖くて「怪我する!」「倒さなきゃ!」と思い、体がガチガチになります。ナイフ(刃は潰されてる)の光りを突きつけられるだけでもうダメです。
受けを工夫しても、足捌きを早めても、タイミングを調整しても、相手の力とぶつかってしまい、うまく捌くことができません。投げることなんてもっと無理です。
悩む私に、先生はこう言いました。
「相手に『来てくれてありがとう』と思いなさい」
精神論かい!?
とそりゃあ盛大にツッコミを入れました。(先生怖いから心で)
実は合気道の大先輩にも「投げられてくれてありがとねーって思えば簡単に投げられるよ」と似たような言われたので、半信半疑、「ありがとう」と他のことは何も考えずにやってみたんです。
すると……なぜか、相手と全くぶつからずに、するりとやたら簡単に崩せて、投げられるようになったんです。
何だこれ?魔法?
相手を「敵だ!怖い!やられる!」と思うと、脳の恐怖センサー(扁桃体など)が強く反応します。
体を守るために全身の筋肉がガチガチにロックされます。
さらに「トンネルビジョン」といって、目の前の相手しか見えなくなり、視野が極端に狭くなります。
これを解除するパスワードが「ありがとう」なんです。
実際、スポーツ心理学などでも「安心感」や「リラックス」が視野や判断力に良い影響を与えるとされています。
「ありがとう」と思うことで恐怖のセンサーが静まり、代わりに冷静に脳の働き(前頭前野など)が働きやすくなるイメージです。
自然と体は熱く、頭は冷静に、が実現できます!
■ 構造⑦:パパの組み手で起きたバグ修正
では、これを組み手に活かしてみましょう!
実は最近、私自身も道場の組み手でこれを再確認しました。
相手に向かって心の中で「ありがとうございます」と思いながら戦ってみたんです。
すると、変化が起きました。
1. スタミナがやたら持つ:力みがないから、息が上がらないし手足がよく動く。
2. 相手がスローに見える:トンネルビジョンが解除されて視野がパッと広がり、「蹴ると相手の左手が下がるな」と、パズルのピースが冷静に見える。
3. 自分の動きをその場で修正できる:決まったコンビネーションを行うのではなく、遊びながら相手に応じていろんな技を出せる。
結果!組み手がめちゃくちゃ楽しかった。ハッスルおじさんになった。
感謝の念は、相手を思いやる優しい心……ではない。
自分自身を「最も冷静で合理的な状態」にセットアップする防衛システムだと私は思っています。
■ お父さん・お母さんの「3つのモヤモヤ」にお答えします
ここまで読んで、「うーん、でもやっぱり……」と心配している親御さんへ。お答えします。
💡 モヤモヤ①:「ありがとうなんて思ったら、優しくなって手が出なくなるのでは?」
「ありがとう」は相手に手加減をするためではなく、自分を「最も冷静なマシーン」にするためのスイッチです。
怒りや恐怖で力任せに振り回すのではなく、リラックスして的確に隙を突く(パズルを解く)。
攻撃の手を止めるのではなく、攻撃の「精度」を上げるための操作です。
💡 モヤモヤ②:「うちの子、低学年だから難しいこと言っても理解できないよ!」
理屈で教えなくてOKです!組み手の裏技として教えてあげてください。
例えば、「礼をする時、相手をしっかり見て、ちっちゃな声で『ありがとう』ってつぶやきながら、自分のおでこから相手に向かって『ありがとうビーム』がピカーッ!と出てるイメージを持ってみな」と伝えてみてください。
面白がってやるうちに、自然と力みが抜けていきます。
💡 モヤモヤ③:「相手が自分よりはるかにデカくて怖いヤツでも通用するの?」
通用します!
むしろ、怖い相手にこそ効果的です!
「それって、パパさんが黒帯で強いから怖くないんでしょ?」と思うかもしれません。
いやいや、逆に考えてみてください。いい年したおじさんが、普段偉そうに指導しているのに、目の前の若者に負けたらめちゃくちゃカッコ悪いんですよ!まじで!
しかも相手は、私よりはるかにデカくて重くて、若くて元気一杯のフィジカルモンスターの門下生たち。全く手心なしで襲いかかってきます。
そんな恐怖と緊張で体がフリーズしそうな時、「ありがとう」と心の中で唱えることで、フリーズが解除され、逃げる・避ける・いなすための足捌きを取り戻すきっかけになります。
■ 最後に:相手は「敵」ではなく「協力者」
組み手が怖くて、力んでしまって、組み手が嫌になってる君へ。
次の稽古で、騙されたと思っておでこからビームを出してみてください。
それだけで、肩の力がスッと抜けて、視野が広がり、今まで見えなかった相手の動きが見えるようになります。
相手は「倒すべき敵」ではなく、君の技を磨いてくれる「ありがたい協力者」です。
「ありがとう」で力みを抜き、パズルを楽しむ。
空手は型も組み手も楽しいよ!がんばってね!
自分の陣地(体と心)は、知識と順番を守って自分で整えよう。
共に戦いましょう。押忍!
空手の楽しさ再確認!
形稽古のメリットを話したのはこちら💁
続いて組み手のメリットを話したのはこちら💁
押忍!
