かなえたい夢
ー書くことを諦めかけた私が、もう一度ペンを取るまでー
第1話 国語が好きだった子ども時代
忘れもしません。
はじめて、本の楽しさを感じた瞬間。
小学生の頃、母が伝記小説をセットで買ってくれました。
野口英世、エジソン、ナイチンゲール、キューリー夫人、、、
たくさんの本の中から、何回も読んで心を惹かれた本が
「ヘレン・ケラー」でした。
1歳にして、見ること、聞くこと、話すことができなくなった
ヘレンケラー。
サバンナ先生と共に、数々の困難に立ち向かう物語でした。
言葉という存在を知り、大学を卒業して
世界中の人達に勇気を与えた人物です。
この本をきっかけに、たくさんの伝記を読み国語が好きになりました。
漢字の書き取りや、国語辞典の活用。
夏休みの宿題の読書感想文も好きでした。
あの頃の私は、まだ知らなかったけれど、
「書くこと」が、ずっと私のそばにあったのだと思います。
第2話 書くことを諦めていた大人の時間
高校を卒業後、就職し10年間勤務しました。
事務仕事をしている間、ペンで書類に「書く」という作業は、
仕事の中で一番落ち着く時間でした。
でも、その時は、まだ「書く」という意味には
たどり着いていませんでした。
仕事を誰かに取られたくないと抱え込む社員が多い中、
その仕事を自分の物にし、後輩に引き継いでいくのに必死でした。
そして結婚、、、
4人の子宝に恵まれ、農業を手伝い
毎日の生活に時間を費やし
好きな本すら、読むことができなかった。
子供達に絵本の読み聞かせをするときだけが
唯一の読書の時間でした。
第3話 両親を失ってからの空白
毎日を慌ただしく生きてきたような気がします。
自分の時間なんて、必要ないと思っていました。
そんな中、両親が他界し、心の中に大きな穴が開いたような
日々が続きました。
鳥の声、月の光、紅葉、舞い散る雪。
自然を感じるたびに、涙が溢れ出て
生前の元気だった頃の両親の思い出から
なかなか抜け出すことができずにいました。
気持ちを切り替えないと。
そう自分に言い聞かせ、スマホの小説を読みかけましたが、
長続きせず、何を目的に、何を励みに生きていこうか
悩む毎日でした。
あんなに好きだった本を手に取ることさえ忘れていました。
第4話 従兄弟とパソコン
母の13回忌の法要で、久しぶりに従兄弟と会いました。
懐かしさのあまり、お互いの近況報告で、話に花が咲きました。
私は、読書が好きな事や、クラウドワークスで仕事探しをしていること、
小説を書いて本を出したい夢があること。
自然な空気の中で、スラスラと口にしました。
話を聞いていた従兄弟が
「パソコン、僕が買ってあげる」と言い出しました。
「今はネット社会、夢の視野が広がるよ」と。
嬉しかったけど、高価な物を買ってもらうのは申し訳なく思い
断りました。
しばらく押し問答が続きましたが、
従兄弟の熱意に負け、甘えることにしました。
パソコン、、、
「書く」ことができるんだろうか。
期待と不安が一気に押し寄せるなか
完成していたエッセイの入力をしてみました。
自分の中に何かが目覚めるのを、
指の先で感じながら、無心でキーボードを打ちました。
第5話 noteとの出会い
パソコンが来た日から
何か私の中でざわつくものがありました。
子供の頃から、読書が好きで
両親が他界して、数年経った頃から育児からも手が離れて、
少しだけど、自分時間が作れるようになりました。
図書館通いを思いつき、2週間に一度新しい本を手にし、
ワクワクした気持ちで、読書の時間を過ごしました。
そんな時、何気なくスマホで検索していると、
noteというサイトに出会いました。
「クリエイターが文章や、、、投稿することができ、、、」
これだ!と直感で思いました。
私の「書く」夢が実現するかもしれない。
開いてみると、若い方から同じ年代の方まで記事を執筆されていて
仲間になりたい
私も書きたい
誰かに読んでもらいたい
元気を与えたい
私はすぐにパソコンの前に座り、noteを開きました。
第6話 数字に一喜一憂した日
noteを知ってから、毎日パソコンと向き合い
執筆したエッセイや、連載を投稿。
それ以外の時間は
常に頭の中は「次は何を書こう」ばかりでした。
noteの使い方もわかりかけたころ
ダッシュボードに気が付き
何?と思い開きました。
そこには、全体ビューとスキの数字が載せられており、
その下には記事ごとのビュー数が並んでいました。
この日のビューは11でした。
感激しました。
誰かが私の記事を見てくれている。
そう思うと、たまらなく嬉しくなりました。
それからというもの
少しずつ増えていくビューの数字が励みになり
私の新しい人生が始まりました。
今では、もっとたくさんの方に読んで頂きたい一心で、
毎日、執筆を楽しんでいます。
第7話 娘の一言に救われた日
私は、ほとんど休みという日がなく
ダブルワークで家計を支えていました。
そんな中でも、noteと出会い
わずかな時間を利用して執筆を楽しんでいます。
ある日、有料記事にしてみませんかというコメントを見つけました。
私の記事を誰かが購入してくれるかもしれない、
そんな思いがよぎりました。
決してそこに頼ろうという軽い気持ちではありません。
ただ、それが自分の自信に繋がるのではないか、
もっと執筆にやりがいを感じるのではないか。
そう思うと、決断するしかないという答えにたどり着きました。
私は土日の仕事を思い切って辞める事にしました。
その時間を家庭と好きな執筆に、
これから使いたいと強く思うようになりました。
この話を、嫁いだ娘に話しました。
すると、娘はこう言ってくれました。
「お母さんが、少し自分のやりたい事の時間ができて安心した。」
私は前に進もうと思います。
自分のやりたかった夢のために、、、
かなえたい夢のために、、、
いいなと思ったら応援しよう!
私が執筆した記事で、どなたかの心の癒しになれたらと思っております。
よろしければ、応援していただけると嬉しいです。
