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「親の役目のあとに残るもの」
子育てが一段落すると、静かに自分の時間が戻ってくる。
#子育ての記録 #卒業後 #50代の再出発
子どもが小さい頃、
生活の中心はいつも子どもだった。
朝の準備も、
休日の予定も、
季節の行事も。
気がつけば、
自分の時間よりも
子どもの時間を優先していた。
それが親というものだと、
当たり前のように思っていた。
やがて子どもは成長し、
自分の世界を持ち始める。
卒業という節目を迎える頃には、
その歩幅はすっかり大人に近づいている。
ふと気づく。
自分の手が、
少し空いている。
寂しさがないわけではない。
長く続いた役目が
静かに終わりを迎えたのだから、
当然のことだ。
だが同時に、
新しい時間が生まれている。
子どもを支えることに
多くの力を使ってきた。
その経験は、
決して消えるものではない。
忍耐も、
優しさも、
踏みとどまる強さも。
すべてが、
自分の中に残っている。
だからこれからは、
その力を
自分の人生にも使っていい。
何か新しいことを始めてもいい。
少し立ち止まってもいい。
これまで出来なかったことに
目を向けてもいい。
子育ては終わりではない。
一つの役目を終えたあと、
人はまた次の役目を見つけていく。
静かになった時間の中で、
ゆっくりと考えればいい。
ここまで歩いてきたのだから、
これからの道も、
きっと歩いていける。
人生は、
まだ続いている。
