「小学生にわかる文章」で本当に良いのか
【2222文字・5分】
最近よく耳にする言葉があります。
⚪︎⚪︎にもわかるように説明しましょう。
たとえば小学生。
あるいは中学生。
ときには高校生。
その発想を初めて耳にしたとき。
書き手の立場で考えて「なるほど!」と手を打ちました。
わかりにくい文章は読まれない時代。
読者は1秒未満で「読むか否か」を判断する。
読者ファースト。
わかりやすさって、たしかに大切。
でも…読者の立場で考えたとき。
ちょっと「それはどうかな?」という思いもあるんです。
ためしに、AIにこんな命令をしてみました。
MNPを小学生にわかるように説明してください。
ただし、ここで言う小学生は比喩ではなく、平均的な思考能力のリアルな小学生です。
※以下の引用はすべて読まなくて大丈夫です。ざっと雰囲気だけどうぞ😊
はい、小学生のみんなにもわかるように、MNPについて説明するね!
MNPってなぁに?
MNPは、「モバイル ナンバー ポータビリティ」の略だよ。なんだか難しい言葉だけど、簡単に言うと、電話番号を変えずに、携帯会社を変えることなんだ。
どういうこと?
みんなが今使っている携帯電話、おうちの人の携帯電話には、必ず電話番号があるよね。例えば、「090-1234-5678」みたいな番号だよ。
もし、今使っている携帯会社が気に入らなくなったり、もっと安い会社に変えたくなったりしたとするよね。
普通だったら、携帯会社を変えると、電話番号も変わっちゃうんだ。でも、MNPを使えば、今までの電話番号をそのまま新しい携帯会社でも使えるんだ!
どうしてそんなことができるの?
それはね、電話番号はみんなの大切なものだからだよ。だから、どの携帯会社でも使えるように、特別な仕組みが作られているんだ。
MNPを使うと、どんないいことがあるの?
* お友達に新しい電話番号を教える手間がなくなる:もし電話番号が変わったら、お友達みんなに新しい番号を教えないといけないよね。でも、MNPを使えば、その必要はないんだ。
* 家族や学校からの連絡も安心:おうちの人や学校からの連絡も、いつもの電話番号にくるから、安心だね。
* 自分に合った携帯会社を選べる:色々な携帯会社を比べて、自分に合った会社を選べるようになるよ。
MNPをするときの注意点
* 少しだけお金がかかることがある:MNPをするには、少しだけお金がかかることがあるんだ。
* 手続きが必要:新しい携帯会社で、MNPの手続きをする必要があるよ。おうちの人に手伝ってもらおうね。
* 切り替えに時間がかかることがある:MNPの手続きをしてから、新しい携帯会社で電話が使えるようになるまで、少し時間がかかることがあるんだ。
まとめ
MNPは、電話番号を変えずに携帯会社を変えることができる便利な仕組みだよ。もし、携帯会社を変えたいと思ったら、おうちの人に相談して、MNPを考えてみよう!
さて、どうでしょう?
AIに生成してもらった一例であり、もちろんこれがすべてではありません。
でも、一定の読解力を持った大人には冗長にすぎるのではないでしょうか。
たとえ相手がMNPについての知識がゼロであったとしても。
次に、こんなプロンプトで生成しました。
MNPをわかりやすく説明して。
項目は、概要、メリット、デメリット、注意点。
最後にMNPをしたくなるシンプルでハートフルなメッセージ。
箇条書きを活用。必要最小限の文字数。1分で読める。
はい、MNPについてわかりやすく説明します。
MNP(携帯電話番号ポータビリティ)とは?
* 現在使っている電話番号を変えずに、他の携帯電話会社へ乗り換えること。
MNPのメリット
* 電話番号が変わらない
* 自分に合った料金プランを選べる
* 乗り換え先のキャンペーンを利用できる場合がある
MNPのデメリット
* 乗り換え手続きに手間がかかる場合がある
* 乗り換えのタイミングによっては、一時的に電話が使えなくなる場合がある
MNPの注意点
* 契約中の携帯電話会社の契約解除料や、乗り換え先の契約事務手数料がかかる場合がある
* 乗り換え先のSIMカードに対応したスマートフォンが必要
* キャリアメールが使えなくなる場合がある
MNPをしたくなったあなたへ
新しい携帯電話会社で、もっと快適なスマホライフを送りませんか? MNPは、あなたの選択肢を広げ、より自由なスマホライフを応援します。
多少の手直しは必要ですが、こちらの方が万人に読みやすい文章になっているのではないでしょうか。
なにが言いたいかと言えば
「小学生にわかるように書きましょう」
というのは、ちょっと読者さんをあなどりすぎてはいないだろうか、ということです。
「読書離れ」とよく言われますが、現代人って、「文字離れ」はしていないと思うんです。
スマホやSNSの隆盛によって、むしろ膨大な文字を目にする機会って増えてませんか?
そしてもうひとつ。
書き手の立場で「なるほど、そのとおりだ」と思ったことでも、読み手の立場に立ったとき、「ちょっと違うかも」というケースがありうるということ。
書き手でもあり、読者でもある私たちは、両者の気持ちを両輪として書く方が、より前進しやすいのではないか。
最近、そんな風に思うのです。
長文をお読みいただきありがとうございました。
ここまでお読みいただいた皆さんは、絶対「文字離れ」していませんね😊
この記事はこちらのマガジンに掲載されています。
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