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勝利を呼び込む屈強な肉体

UFC316のメインイベントでメラブ・ドバリシビリVS.ショーン・オマリーのバンタム級タイトルマッチが行われた。

メラブ・ドバリシビリが強敵を次々と下していく中で、再びドバリシビリと戦う機会を得たオマリーはリベンジと王座奪還の両方を手にするチャンスを目の前にしていた。

しかし、テイクダウン能力の高さと心肺機能の強さでリードしているドバリシビリを崩すことは難しく、工夫を見せて対応していたオマリーではあったが、徐々にドバリシビリの圧力を正面から受けるようになってしまい、3Rにはチョークを極められてタップアウトする結果となってしまった。

これでドバリシビリはオマリーに2度の勝利を収め、連勝を13にまで伸ばすことに成功している。

ヘンリー・セフードやピョートル・ヤン、そしてウマル・ヌルマゴメドフなどのバンタム級を代表するトップファイターを退け、ランキング1位のオマリーも寄せ付けなかったドバリシビリは、強者揃いのバンタム級で一時代を築き始めていると言えるだろう。

そんな王者メラブ・ドバリシビリはマシンと形容される特異なスタミナを武器としている。

非常にアグレッシブなファイトスタイルとその驚異的なスタミナが両立しているのがドバリシビリの強さだと言ってもいいのではないかと思う。

それに加えて肉体の強さも特筆すべき点となっており、計量時とリカバリー後を見比べるとその変化に驚くことになる。

海外選手のリカバリーが異常であるというのは有名な話ではあるが、ドバリシビリを見ていると改めてその肉体的な性質の違いに驚かされる。


計量時の痩せ細ったドバリシビリ

©︎Getty Images / UFC | Mike Roach

前日計量の時点ではかなり絞っていることが分かり、普段の気力に満ちた身体と比べると非常に弱々しく見える。

そんな状態からたったの一日で元に戻り、パンパンに膨れた強い肉体で試合に臨むことが出来てしまうというのは脅威以外の何物でもない。


試合当日のメラブ・ドバリシビリ

©︎Getty Images / Getty Images Sport | Elsa

えっこんなに戻るの!?と言いたくなってしまうくらいの変化を見せて、計量の次の日には戦闘用の身体を準備することが出来るドバリシビリの肉体的な特徴は、かなり大きなアドバンテージになっているのではないかと思う。

バンタムという階級で爆発的なパワーを生み出す筋力と、無尽蔵という表現が相応しい驚異的なスタミナを作り出す心肺機能は、これまでの戦いの中でも勝利を呼び込むための重要な武器となって機能してきた。

技術や戦術というところに大きな広がりある訳ではないのかもしれないが、シンプルが故に脅威となる武器を持っているドバリシビリは、最後まで頑張ることでスペックの差を埋めることが出来る強さを持っている。

キャリアも後半に差し掛かって来ているドバリシビリではあるが、今の試合を見る限りまだまだ戦えることは明白なので、ここから更に連勝記録を伸ばしてレジェンドたちの仲間入りを果たしていくことになるのかもしれない。

PFPのランキングでも2位にまで上り詰め、その存在感を強めているドバリシビリは、更なる自信を得ることでこれまで以上に堅牢で厄介な牙城を築く王者へと変貌を遂げていく可能性があるのではないかと思っている。

そんなドバリシビリが守るバンタム級の王座を掛けた戦いは、その一つ一つが非常に高い注目度を持つことになるだろう。

誰と戦うことになってもその注目度に変わりはないと思うが、ウマル・ヌルマゴメドフとの再戦の可能性などを含めて考えると、尚更今後も目が離せない階級となってくる。

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