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[RIZIN]基準値に満たないファイター

日本を代表する格闘技団体であるRIZINには“色物”と呼ばれるようなファイターが存在する。

実力ではなく知名度や話題性で選ばれたファイターたちがその枠に該当する人物だと言えるだろう。

当然実力で選ばれた訳ではないので、中々試合で結果を残すことも出来ないのだが、問題なのはそういったファイターに見切りをつけることなくズルズルと参戦させ続けることだと思っている。

日本の格闘技団体で活躍する様々なファイターが目指すべき場所として機能すべきRIZINが、いつまでも実力不足のファイターに枠を与えているようでは良い循環は生まれないはずだ。

そんな循環を阻害するような“色物”の一人として挙げられる典型的な人物が、ついこの間の韓国大会に出場した三浦孝太になるのではないかと思う。

言わずと知れたキングカズの息子、逆に言うとそれ以上の何かがある訳でもなく、特に何の成果も挙げていない状態でRIZINにデビューした存在だと言える。

しかし、デビューすると初戦と2戦目をフィニッシュ勝利で飾り、親の七光りではなく実力のあるファイターだということを証明していくかに見えた。

けれどその勢いが見えたのも最初だけで、2連勝を収めた後は4連敗と実力不足が明らかとなる事態に陥った。

積み上げられた技術と経験は裏切らないが、それ故に誤魔化すことも出来ないという事実が改めて示されるような結果となり、RIZINという大きな舞台に上がるにはまだ実力が全然足りていないことが明らかとなった。

全てフィニッシュで負けていることもそれを物語っていると言えるだろう。

どう見てもアマチュアでの経験やプロ戦績を築くための下積み期間が必要な三浦は、キングカズの息子・BRAVE所属という拙い要素だけで何故か大きな舞台に立ている状況。

しかし、彼よりも良い試合を見せることができるファイターが日本の団体には沢山いるはずだ。

その有望な選手たちよりも三浦孝太のような説得力を持たない人物にチャンスを与えるというのは非常に勿体無い選択なのではないかと個人的には思っている。

そんな三浦は4連敗を喫した後にも「4連勝を必ず取る」と意気込み、殊勝な心意気をみせているが、普通であればリリースされていてもおかしくない結果状態で、まだ先があると当然のように考えているところに驚きを感じる。

しかも榊原CEOも三浦の起用に前向きな発言をしており、意欲がある内はチャンスを与えるようなことを言っていたが、客観的な目線で言わせてもらうと「甘い」としか言いようがない。

実力不足が露見した選手には下から這い上がってくることを要求するくらいでなければ、団体の価値を上げていくことは出来ないのではないのだろうか。

こういった不明確な採用基準と実力にフォーカスしない判断がRIZINを中途半端な状態にさせているのではないかと思う。

今後のJMMAを発展させていくという意味でもその辺りの質の向上は何とかしていってもらいたいところ。

このような実力の伴わないファイターを優先的に取り上げるRIZINのエンタメ気質に対して多くの格闘技ファンはどのように思っているのだろうか。

日本の風土に合わせるという意味ではそういった枠も必要なのかも知れないが、実力を競い合うという根本的な部分の程度を下げてしまうようなレベルでエンタメの色を入れていくというのは、「格闘技」というジャンルのためにはならないのではないかと感じている。

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