Pictoryで動画代行を再挑戦した——2年前に諦めた理由と、戻ってきて月3万円に届くまで
Pictoryを一度やめた。
2年前、副業を始めようとPictoryを試した。ブログ記事を入力すると動画に変換してくれるAIツールだ。当時は「使い物にならない」と判断してサブスクを解約した。
理由は3つだった:
1. 自動生成される映像素材(ストック動画)と本文の内容が全然合わない
2. 字幕のタイミングがずれる
3. 日本語対応が不完全でナレーションが不自然
2年後、再挑戦した。
## 何が変わったか
Pictoryのサービス自体はバージョンアップを続けていた。新機能として:
- GPT-4ベースのスクリプト生成(英語主体)
- 自動字幕の精度向上
- 日本語ナレーション(ElevenLabs連携)の追加
それよりも変わったのは「私の使い方の設計」だった。
2年前は「Pictoryに全部やらせる」という発想だった。今回は「Pictoryは映像素材と字幕のエンジン、内容はClaudeで作る」という役割分担で再挑戦した。
## 再挑戦の使い方
**Step 1:Claude でスクリプト生成**
Pictoryに渡すスクリプトは日本語で書くが、Pictoryの映像素材は英語圏のストックが多いため、スクリプトの各文章に「対応する映像イメージ(英語キーワード)」もClaudeに生成させた。
```
以下の動画スクリプトを書いてください。
同時に、各文章に対応する映像素材を検索するための英語キーワード(1〜3語)も添付してください。
【テーマ】中小企業向けリモートワーク導入の5ステップ
【長さ】3分
```
出力例:
- 「リモートワークを成功させるには、まず通信環境の整備から始めます。」→ [home office, laptop, wifi]
- 「次に、コミュニケーションツールを全員が使いこなすための研修を行います。」→ [video meeting, team online]
**Step 2:Pictoryで映像組み立て**
スクリプトをPictoryに入力。各文章の映像素材をClaudeが出力した英語キーワードで手動検索して差し替える。自動生成ではなく半手動だが、2年前より格段に適切な素材が見つかるようになった。
ナレーションはPictoryのTTS(テキスト読み上げ)ではなく、ElevenLabsで別途生成して後から乗せる形にした。
**Step 3:字幕・BGM・ロゴの調整**
Pictoryの字幕機能は精度が上がっているので基本はそのまま使用。誤認識部分のみ手動修正。BGMは著作権フリー素材から選択。
## 再挑戦後の案件実績
「企業研修動画・説明動画のPictory制作代行」という出品で出したところ、2週間で最初の問い合わせが来た。
**受注案件:**
| 内容 | 金額 |
|------|------|
| リモートワーク研修動画3分(中小IT企業) | 15,000円 |
| 新製品説明動画2分(製造業) | 12,000円 |
| 採用説明会動画4分(人材会社) | 20,000円 |
3案件で合計47,000円。月換算で約3ヶ月のうちの実績なので月平均1.5万円程度だが、単価は着実に上がっている。
## 「やめた理由」と「再挑戦で学んだこと」
2年前にやめた理由は「Pictoryへの過剰な期待」だった。AI一発で完璧な動画ができると思っていた。
再挑戦でわかったのは「AIツールは完全自動化のためではなく、工数削減のために使う」という発想の転換だ。
Pictoryは映像を1から作る手間を減らしてくれる。でも「何を見せるか・何を伝えるか」の設計は人間がやる必要がある。Claudeでその設計をして、Pictoryで映像化する——この役割分担で初めて「使えるツール」になった。
一度やめたことへの後悔はない。2年後に再挑戦できたのは、AI全体の性能が上がったからだ。過去に諦めたAIツールを今試してみると、違う結果が出るかもしれない。
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