水商売の現場にPOSシステムを。|「ねえ、今何杯?」が無くなりスマホで完結。キャストもお店も売上が上がる仕組みとは
この記事は、水商売の現場でPOSレジの導入を検討している店長やオーナーに向けて、実体験をもとに書いています
「ねえ、いま私、何杯飲んだ?」
この言葉を聞いて、胃が少しキュッとしたあなたは、きっと私と同じ「現場」を生きてきた同志だと思います。
新人時代の私にとって、この質問はある種の「無理ゲー」の始まりでした。
今日は、あのドリンク杯数確認にまつわる、地味に、でも確実に現場を削っていた話をさせてください。
1. 土曜日の22時。一番忙しい時の「数え直し」
フロアは満席
シャンパンのオーダーが入り
ドリンク提供
灰皿の交換や氷の補充でスタッフ全員が走り回っている――。
そんな余裕のないタイミングで、キャストに腕を引かれます。
「ねえ、今の時点でキャスドリとショット何杯飲んだか、あとで教えて!」
正直に言います。
その時の私の心の中は、**「ごめん、後にしてくれ!」**でいっぱいでした。
でも、彼女たちにとってはこれが「仕事の数字」であり、目標に関わる問題なのも分かっています。
結局、バックヤードに走り、山のような手書きの伝票の中から彼女の名前を探し出し、「1、2、3……」と数えて紙にメモする。
その間、自分のフロアのオペレーションはストップします。
「お待たせ、フリーがキャスドリ3杯、指名卓がキャスドリ5杯とショット4杯です」そう伝えると「ありがと!」と一言いって去っていきます。
……(本当に覚えてる?今確認する必要あった?)
そう思ってしまう自分もいました。
しかし伝えた頃には、お客様のグラスが空になっていたり、キッチンにドリンクがたまっていたりして大急ぎで仕事に戻っていました。
「この確認作業さえなければ、もっとフロアを見られるのに……」 何度もそう思いました。
2. なぜ、彼女たちは「いま」知りたいのか?
当時は「自分で覚えててくれよ」なんて思ったことがしょっちゅうありました。
ある時、意を決してキャスト達にこう尋ねてみました。
「なんで忙しい時に限ってドリンクとかシャンパンの数を聞いてくるの?」(今思えば失礼すぎる質問でした笑)
その答えを聞いて、私は驚きました。
「キャスドリとかショットの杯数で時給とかバックが変わるから知っておきたいの」
「被りが多いとどこで何飲んだのかわからなくなるんだよね」
キャストが杯数を聞いてくるのは、決して気まぐれや意味のないものではありませんでした。
当時の私は、女の子の給与体系がこれほどまでに細かく、シビアな「歩合(バック)」で成り立っていることを、微塵も想像できていませんでした。
「目標(時給やバック)まであと少しなのか?」
「あのお客様には、もう少し頑張ってドリンクをおねだりすべきか?」
彼女たちは、「今の状況を見て、次にどんな接客をすべきか」を考えるために、正確な数字を必要としているんです。
目標を確認してさらに接客を頑張ろうとするキャストに対して、スタッフ側の集計がアナログで追いつかない。
この状況はお互いにとって精神的な負担になります。
情報を確認する手間のせいでスタッフがフロアから離れ、現場のゆとりがなくなる仕組みそのものが、スムーズな店舗運営を妨げていました。
こうした非効率な積み重ねが、接客の質を落とし、お店全体のパフォーマンスを低下させていたんです。
3.「誰か自動で教えといてくれ」という本音
あまり自分の業務に対してこう思ってしまうのは良くないかもしれませんが笑
レジ前で、すでに終わった卓の伝票の山をめくりながら、私はいつも想像していました。
「お会計が終わった瞬間に、その成績がキャスト自身でいつでも確認できるシステムがあればな〜」と。
もしそんな仕組みがあれば……
スタッフ(黒服): キャストから「今日、今までのトータル何杯?」と聞かれるたびに、終わった伝票を引っ張り出して計算し直す時間がゼロになる。
キャスト: 卓が終わるごとに自分の「確定した今日の成績」が手元でわかるので、スタッフに確認する手間なく次の席での接客をどうするか判断できる。
お店全体: 正確な数字が常に共有されることで、お会計の不備や確認漏れがなくなり、結果としてお店全体の信頼と売上の向上に繋がる。
スタッフの手を止めることなく、キャストも自分の今の成績を、好きな時にその場で把握できる。
これ、誰も損をしない、最高の解決策だと思いませんか?
4.「キャストの潜在能力」を発掘する可能性
実は、この仕組みにはもう一つ、大きな意味があると感じています。
それは、キャストの「意識」を根本から変えられる可能性があることです。
これは二つの私の経験から言えることです。
一つは、私が裏方として現場にいた頃の話です。
ポテンシャルはあるのになかなかやる気に火がつかないキャストがいました。
正直経験が浅いその頃の自分にはどうすることもできず、彼女が辞めてしまわないようにフォローするのが精一杯でした。
もしあの時、自分の成果がいつでも数値で目に見える環境があれば、本人も気づいていなかった「やる気」を引き出せたのかもしれない、と今は感じています。
もう一つは、私自身がプレイヤーだった時の経験です。
当時、自分の成績は給料日にまとめてわかるものでした。
自分から聞きに行けば確認はできましたが、結局はなんとなくの感覚に頼って営業してしまい、「あと少し頑張ればバック率が変わったのに」と後から気づいて後悔したことが何度もありました。
これはバック率を上げられなかった私にとっても、入ってくるはずだった売上を逃したお店にとっても、両方にとって大きな損失でした。
自分の成果が手元でわかることは、キャストが「次の一手」を考えるきっかけになります。
数字を意識することで出勤日数が増えたり、勤務態度が前向きに変わったりする。
そんな小さな変化の積み重ねが、最終的にはお店全体の売上を大きく底上げしていくはずです。
5. POSが変える、「集計する時間」から「向き合う時間」へ
かつて伝票の山と格闘しながら想像していたことが、今ご契約いただいている店舗の現場では当たり前になっています。
今のPOSシステムは、レジでお会計を確定させたその瞬間に、キャストさんの手元のスマホにその成績が反映されるようになっています。
「さっきの卓で何杯だったかな?」「今日の合計はいくら?」 そんな不安はもうありません。
キャストさんは次の席に着く前に、自分の端末をサッと確認するだけで、「よし、今日はあと3杯で目標達成だ」と、前向きな気持ちで接客に入ることができます。
スタッフが過去の伝票を必死に探して計算する時間は、もう必要ありません。
その余った時間は、そのまま「お客様への細やかな目配り」や「キャストへのフォロー」という、本来もっと時間をかけるべき業務に充てることができます。
さらに、確認できるのは日々の成績だけではありません。
「今月は累計でいくら稼げているか」という月の成績や、確定した給与明細までもがスマホ一台で完結します。
これにより、「今月、私の給料いまいくら?」という質問攻めにあうことも、給料日前にスタッフが事務所にこもって明細を印刷し、袋詰めする作業もなくなります。
給料日は、ただお給料を渡すだけでOK。そんなスマートな運営が可能になるんです。
・最後に
あの頃、伝票をめくりながら感じていた「もどかしさ」。 それは、私だけが感じていたものではなかったはずです。
「仕組み」一つで、現場のストレスは驚くほど減らせる。
そして仕組みを整えることは、決して「楽をすること」ではありません。
スタッフが本来の業務に集中し、キャストが自分の頑張りをリアルタイムに数字で確認し、次への自信に変えていける現場にする。
そしてそれは、お店が成長するために必要な投資なのではないでしょうか。
お会計が済んだ瞬間に「確定した実績」が届くその手応えは、彼女たちが自律的に動き出すための大きな自信になります。
自分の努力を数字という根拠で肯定できれば、キャストの意識は驚くほど前向きに変わります。
その小さな変化の積み重ねこそが、最終的にお店全体の売上を大きく底上げしていくはずです。
次回は、閉店間際の「お会計ラッシュ」と、あの呪わしい手書き領収書の話をしようと思います。
「あの待ち時間、POSならどうなるの?」 気になった方は、ぜひお気軽にご相談ください。
現場を知る私だからこそ、力になれることがあるはずです。
水商売・キャバクラ向けPOSを検討している方は、製品サイトに機能・料金・導入事例をまとめています。
あなたの水商売タイプは?
5分でできるキャストタイプ診断!
「いいね」「フォロー」をしていただけると励みになります。よろしくお願い致します。
Xでは他の機能、実際の現場の声を発信しています。
https://x.com/Dsystem8
#水商売 #POSレジ #ナイトレジャー #コンカフェ #キャバクラ #ガールズバー #ラウンジ #業務効率化 #給与計算 #店舗経営
