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メープルシロップとグレン・グールド

楓🍁カエデ
という名前が好きだ。

てんとう虫はカエデにつくアブラムシを食してカエデを守る。アブラムシはカエデの出す樹液が好物で寄ってきている。
カエデの樹液には、カルシウム、カリウム、亜鉛、アミノ酸、他たくさんの栄養を含んでおり、それはメープルシロップと言われている。

子供の頃、ピアノを習っていて、忠実に先生の指導を守って弾いていると、楽しいという感覚が無かった。しかし姉も習っていたからピアノの練習は日常にあった。

バッハ・インベンションに出会い、あの淡々としながら並んだ音が重なり、追いかけっこするようで歩調を合わせる音の世界に甘くないロマンを感じてピアノが大好きになった。
一時的に…。

 いつグールドのバッハに出会っているのか記憶は定かでない。でもクラシックを離れてジャズピアノの自由な世界に惹かれつつ、子供の頃を思い出すようにクラシック音楽にも戻る。

合唱コンクールはピアノが弾けるからと伴奏者ばかりを担当してきた。秋から曲目が決まり練習がはじまる。学校のイチョウが黄色くなってきて、日暮れが早まる季節に夕方、皆が集まりピアノを弾き合唱の練習をした。

ナン十年の時を経て職場でいつもグールドのピアノがかかっていた。気取ってなくて自然にかわいいバッハインベンション。

クラシックなのに かわいい。
軽やかで歌うように弾くバッハ。
グールドは鼻唄も多いピアニストだったけど、鼻歌を歌いたく気持ちはわかる。
ジャズしか聴かない男性が、「グールドのピアノはジャズだよ」という。実際、グールドのピアノを弾く姿も低い椅子に背中を丸めて弾く独特のスタイル。




中学1年のとき、バッハが好きだと言ったら、「あんな宗教くさい曲はキライ」とピアノを習っていた同級生が言った。それから「好き」という気持ちは自分ひとりの気持ちにとどめた。

 でもね、久しぶりに聴いたバッハインベンションはやはり良かった。落ち着く。

数年前、グールドのバッハはいいなあと思ったら偶然にもその日10月4日がグールドの命日だった。
2022年10月4日はカナダ大使館オスカーピーターソンシアターではグールドのトリビュート演奏会があった。
 
さらにこの頃、知人が音大の卒論?卒業に向けてのテーマがグレン・グールドだったと知る。
グールドは変わり者だったらしい。でも夏目漱石が好きだったとか日本にも関心を持っていたらしい。
魅力的な変人(失礼します)の書籍も多く、実際、こだわりがあるピアニストで演奏会よりも録音に精力注いでいたという。

グールドのお話を聞いていたなら、思いがけないグールドの頭の中が見えて楽しかったんじゃなかろうか。

🟠グレン・グールド
1932.9.25-1982.10.4(享年50)
カナダ🇨🇦

メープルシロップで有名なのはサトウカエデ。
カナダの国旗のモチーフはカエデの葉。
厳しい冬を過ごすカナダ人にとって
栄養豊富なメープルシロップは、大切な栄養源だった。



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