ぼくの、いつもの朝。
今日、ぼくは学校に行く。
初めてなんかじゃないよ、いつものこと。
昨日も行ったし、先週も行った。
ときどき休むけど、それも、いつものこと。
時間が来た。
ぼくは学校に行く。
でも初めての場所に行くみたいに、ドキドキするんだ。
ぼくの心臓は大きくうごく。
なんでかな。なんでだろう。
わかるようで、わからない、ぼくのこころ。
そして、ほんの少し心細いんだ。
ふしぎだけど、これも、いつものこと。
これはひみつなんだけど、
坂の下で待ってるゆうちゃんに会う前に、
ぼくは少しだけ泣く。
悲しいんじゃないよ、ドキドキがあふれだすんだ。
ドキドキがほんの少し外に出たら、目を閉じる。
ぼくは、ゆっくり、深呼吸をする。
顔を上げて、笑えたら、準備は終了。
「よくやった、えらいよ。よし、行こう。
今日もぼくのハッピーを見つけに、行こう。」
合言葉を言えたら、早歩きだ。
ゆうちゃんはこんなことしないみたいだけど、
ぼくにとっては、いつものこと。
ぼくにとっては、大事な朝。
ぼくだけのドキドキと、
ぼくだけのいつもの朝。
これが、ぼくの、いつもの朝。
ここにいる、あなたへ。
あなたが、ここにいる。
もう、はなまるだ。
下を向いてたっていい。
はなまるだよ。
そこに、あなたがいる。
しあわせだ。
