【構造批評】-日経/警察統治論説編-鹿児島事件が示した警察組織の内部統制‼️
🟧序章|警察不祥事論としては正しいが、欠けている事例
3月10日の日本経済新聞は警察不祥事を論じる論説記事を掲載しました。神奈川県警の交通取り締まり不正、佐賀県警のDNA鑑定問題、警視庁の情報漏えい、そして大川原化工機事件などを挙げ、警察組織の信頼回復と内部統制の必要性を論じています。記事の全体的な主張は概ね妥当であり、警察組織の使命感や誇りを損なう不祥事が続く現状に警鐘を鳴らすものです。
しかし、読後に一つ強い違和感が残ります。近年の警察不祥事を論じるのであれば、本来避けて通れない事例が一つあります。それが2024年に起きた鹿児島県警の内部告発事件です。
この事件は単なる警察官の不祥事ではありませんでした。捜査資料の漏えいをきっかけに、警察内部の統治問題や組織対応の在り方が問われた案件であり、結果として警察本部長の更迭にまで発展しました。警察組織の内部統制を論じるのであれば、むしろ最も象徴的な事件の一つと言っても過言ではありません。
にもかかわらず、今回の日経論説では鹿児島事件が一切触れられていません。この記事は偶然なのでしょうか。それとも、警察統治を巡る論点の扱い方に何らかの構造があるのでしょうか。
🔵第一章|鹿児島県警事件の構造
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