【構造批評】-ドイツ金融主権揺動編-反対から手法批判へ、メルツ首相の変化が映すコメルツ防衛の限界‼️
🟧序章|反対姿勢を微妙に変えたメルツ首相
7月23日の日経は、イタリア金融大手ウニクレディトがコメルツ銀行への支配権獲得に改めて意欲を示したこと以上に、メルツ首相の発言が「反対」から「手法批判」へと変化していた点が印象的でした。
ウニクレディトは保有比率を47.6%まで積み上げる見込みとなり、アンドレア・オーセルCEOは規制当局の承認後、支配権を行使するための措置を講じる考えを明らかにしています。
これまで買収に強く反対してきたメルツ首相も、今回は「買収を妨げているわけではない」と説明し、問題は買収そのものではなく、その手法にあるとの認識を示しました。
もちろん、買収容認へ転じたわけではありません。しかし、株式取得が着実に進み、現実の支配権獲得が視野に入るなかで、ドイツ政府の防衛線が「全面反対」から「条件付きけん制」へと変化し始めたようにも映ります。
ドイツが守ろうとしているのは、一つの銀行ではありません。地方都市まで張り巡らされた個人と企業を結ぶ金融インフラであり、その支配権を巡る攻防は、欧州における金融主権そのものを問う局面へ入りつつあります。
🔵第一章|コメルツ銀行は単なる個人向け銀行ではない
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