市立図書館でドーナツとコーヒーを
シュガードーナツにかじるついてやる。
続いてコーヒーをすする。
甘さを苦さで紛らわせる手法、それで持ってさらにドーナツをかじるための余力を残している。
余力を残さなけれかじりつけないのか、そんなものかじるつく必要がないではないか、と叱られそうである。
その通り、僕は余力がなくてはドーナツにかじりつけない類、その類、である。
かじりついて仕舞えば大丈夫、いつも通り、甘さと油にまみれたあれをさらにさらに、と咀嚼するだけである。
だけである、がそこに至るまでに、ダメージを食らう。
背徳感というダメージは意外と遺恨を残す。
気をつけねばならない。
コーヒーがあれば、そのダメージをかなり軽減させることができるのだ。
だからこそ、古からドーナツとコーヒーを同時に楽しむ人が多いのである。
これは世界の真理、だと言っても過言ではない。
今日は、市立図書館に併設されているカフェのドーナツとコーヒーを食べている。市立であるにもかかわらず、ちゃんとうまい。
ドーナツの表面についたシュガーはパリパリである。
かじるつけばそのパリパリが音を立てて崩れる。
いいねえ、この食感、僕はねオールドファッションがキングオブドーナツだと思っているけれどね、このシュガードーナツのパリパリ感も好きなんだなあ。パリパリしたそのシュガーを破ったら、中がふわふわで、それを噛み締めると油がじょわーっと滲み出てくる感じね。
実際滲み出てくるわけじゃないけど。
滲み出てきたら問題だよ、カロリー過多で体が参っちゃうでしょうね。
そうならないバランスが素晴らしい。
コーヒーがすすむこと間違いなし。
それから普段読まない雑誌とか手にとってさ、パラパラめくりながらコーヒーの残りをすするのである。
大丈夫、ドーナツはもうない。指が油でテラテラしてら、の状態で図書館の本をめくってはいけないからね。ドーナツを食べ終わって手を吹き終わってめくる、これが大人というか図書館のルールだから。
コーヒーがなくなる、いとおしむように、その一滴までカップを垂直ぐらい傾けてコーヒーを摂取する僕は、アラブの偉いお坊さん。
