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スマホで料理をおいしそうに撮ってみた〜ほんの少しの手間で写真が劇的に変化!

こんなに美味しいから写真でみんなに伝えたい!
でも、いまいち美味しそうな写真が撮れないのがずっと悩みでした。

それが、スマホのちょっとした設定だけで見違える写真になることがわかったんです!


こんにちは。技術評論社のデザイン・イラストnote編集部です。

デザインやイラスト、動画編集などにまつわるお悩みに対して、生成AI生まれのミネオ君が解決本をセレクトしてくれる「デザイン・イラストお悩み相談室」。

第7回は、スマホでおいしそうな写真が撮りたいというしょうこさんのチャレンジレポートです。


しょうこ

ミネオくんこんにちは。
私は外食が好きで、食べたものをスマホで撮ってSNSにあげるんですけど、私が見たイメージとちょっと違う感じに写ることが多いんです。

たとえば、この前撮った写真なんですけど、おいしそうな感じがしないんですよね。おいしかったのに。

Instagramを見ているととっても上手でおいしそうな写真がいっぱいあるのに、何が違うんだろうと思っています。
なにか、テクニックがあるんじゃないかと思うんですよ。 スマホで料理の写真を撮るときの極意が書いてある本って、ないですか?

ミネオ

確かに、スマホで料理の写真をおいしそうに撮るって難しいよね。そんなしょうこさんにおすすめしたい本が2冊あるんだ。

ほんのひと手間で劇的に変わる スマホ写真の撮り方
(以下『スマホ写真の撮り方』)

SNS・ネットショップ・フリマで映える スマホで撮る商品写真
(以下『スマホで撮る商品写真』)

料理以外の写真のことも書かれているけれど、料理の撮り方の章にそれぞれ違った視点でテクニックが書いてあるから、ぜひ読んで実践してみて、と伝えたらさっそく報告があったので紹介するね。

しょうこ

さっそく本を読んで、私の持っているiPhone15 Proでいろいろ試してみたので報告します。

最初に2つの大発見

どちらの本も最初にスマホ写真の基本について解説されていたので読んでみたら、大発見がふたつありました。

  • スマホを横向きにして撮るときは、画面のボタンではなく、音量ボタンを押せば撮れる(手ブレが起こりにくい)

  • Lightroom モバイル版(以下Lightroom)というアプリを使うと、iPhone標準のカメラアプリよりもいろんなことができる

『スマホ写真の撮り方』P.15
『スマホで撮る商品写真』P.18

Lightroomは、Adobeから提供されているスマホ用の写真アプリです。PhotoshopやIllustratorで有名な会社が出しているということで、安心感があります。基本的な機能は無料ということなのでさっそくインストールして、友達とのオシャレカフェでのランチに臨みました。

試したこと1:露出の調整とHDRモード

カフェでは窓際の席だったので太陽光も入るところだったのですが、天気があまりよくなかったんです。最初に何も設定せずに撮ったら少し暗い感じがして、「曇りの光」がわかる写真になりました。

普段の私なら、これでいいやとSNSにあげてしまいますが、ここからもっとおいしそうにできるのかなあと明るさの調整を試してみることにしました。

露出は写真に差が出る第一歩

露出を増やすと、明るい感じで写真が撮れるそうです。露出とは写真を撮るときに取り込まれる光の量のことで、これを増やすことで明るくなります。何も手動調整しないで撮ると、スマホが自動的に露出を調整してくれます。

『スマホ写真の撮り方』を読むと、「カメラが決めた露出を調整するのが第一歩」とありました。自分で露出を調整することで差が出るんですね(あまりやったことなかったです)。

『スマホ写真の撮り方』P.21

Lightroomでは、写真を撮るときに画面上で右にスワイプするだけで露出の調整ができます。試しに+2にしてみました。

露出調整した上で、HDRモードにしてみる

露出調整をしたうえで、「HDR」というモードにして撮影してみました。「HDR」は、露出の異なる写真を合成することで、明るいところと暗いところがどちらも写るようにするモードです。

『スマホ写真の撮り方』では、露出調整だけでは明るいところが飛んでしまうと書かれていて、HDRと露出調整を両方やればとても劇的に変わるように見えたので、実際にやってみました。

そして、露出補正とHDRをかけ合わせて撮った結果がこれです。 ぜんぜん違いません?トマト感がすごく出た!

試したこと2:カスタムホワイトバランス

次にやってみたのが「ホワイトバランス」です。
ホワイトバランスは、その場にある「白」をカメラに記憶させておくことで、その白をベースにした色味で撮影ができる機能です。

 『スマホ写真の撮り方』では、「料理写真の第一歩は、料理そのままの色味を再現することです。そのためにはホワイトバランスの調整(カスタム)が欠かせません」とあり、やってみることにしました。

『スマホ写真の撮り方』P.80

Lightroomには「カスタムホワイトバランス」という機能があります。写真を撮る場所にある「白いもの」をなにか撮影しておき、その色を「白」とみなして写真を撮ることができます。
 
今回はサラダで試してみました。まず、そのまま撮ったもの。お皿のツヤとかはきれいで、これはこれで悪くない気もするんですけど……。

これを、その場にあったおしぼりを撮影して「白はこれ」と決めてあげてから、Lightroomで撮ってみました。すると、見た目が明らかに変わりました。

レタスやコーンの色がすごくみずみずしくなった感じしませんか? このひと手間だけで劇的に変わることにちょっと驚きました。写真が上手な人はこういう工夫をしているんだなと実感できました。 

試したこと3:ぼかしと構図の工夫

『スマホで撮る商品写真』は、タイトルのとおり若干プロ向けな印象ですが、料理写真の章で特に書かれていたのは「構図の重要性」でした。

『スマホで撮る商品写真』P.112

ここまでは料理自体をアップで撮ってきました。普段も比較的そういう写真が多く、あまり「お皿の構成」などは意識したことがないのですが、今回はせっかくなのでチャレンジしてみました。 

背景をぼかしてみる

やってみたのはiPhone標準の「ポートレート」モード。前からやってみたかったんですけど、このモードにすると「離れてください」とメッセージが表示されてしまい、イメージ通りに撮れずにいました。

この原因が、『スマホで撮る商品写真』でわかりました。「f値」を調整することでボケ具合が変わるのですが、これを小さくすれば、離れなくても撮れることがわかったんです!

f値というのは「絞り値」とも言われ、カメラのレンズの光が通る穴を広げたり縮めたりすることで、レンズに入る光の量を調整するための値です。

『スマホで撮る商品写真』P.27

これで撮ってみたのがこちら。後ろのバケットが見事にボケて、コースのその先を感じさせます。料理で後ろをぼかすと、ストーリーを感じられていいですね。

構図を考えてみる

 『スマホで撮る商品写真』では、以下のようにありました。

料理写真は、いかにメインの皿を見栄え良く、おいしそうに見せるかがポイントになります。周囲の皿やカップなどは、メインを盛り上げるための装飾品ですが、メイン料理より目立たないよう部分的に見せるようにします。また撮影する位置から見て、ムダな隙間を出さないことも大切です。

『スマホで撮る商品写真』P.110より

 読んで気づいたのは、わたしはこれまで「メイン」をあまり意識して撮ったことがなかったということ。写真を撮る前に「何をメインに撮るか」を決めて構図を決めなければいけない、という基本中の基本をなんにも意識していなかった! 当たり前のことかもしれないですが、私にとっては目からウロコでした。

という話をしながら、一緒にランチをした友達も、Lightroomをその場でインストールして一生懸命写真を撮ってくれました。

彼女が頼んだのはサラダランチ。メインであるサラダを中心に、他のものをぼかすことで「メイン」がはっきり出ていますよね。さらに、窓際の席であることがわかるように窓を入れているのが、なんだか彼女らしいと思いました。構図って人間性が出ますね。

そして、『スマホで撮る商品写真』では、構図の基本として「三分割法」というものがあると書かれていました。

『スマホで撮る商品写真』P.49

そこで、真上から撮ったものをLightroomでトリミングしてみました(本当は撮影からそうできればよかったんですが、うまくできませんでした)。Lightroomでは、トリミングするときに3分割線が出るんです。なぜ出るのかを、本を読んでやっと理解しました。

右下のピザの中心を3分割線の交点に合わせて、上の2つのお皿の端っこを3分割線にぴったり沿うようにしてトリミングしました。全部にピントが合っていてもピザの存在感がしっかりあって、「ピザがメイン」と分かる感じがします。
 
そんな感じで料理を食べずに長い時間友達といろんな角度から撮影していたので、そろそろ店員さんから怪しまれるかも……と、慌てて撮影会終了。大変学びのある撮影体験でした。ピザもサラダもおいしくいただきました。
 
どちらの本も気づきが多く、とってもいい学びになりました。私のこれからの料理写真が大きく変わりそうです。ミネオくん、紹介ありがとうございました!


ミネオ

しょうこさん、報告ありがとう! ちょっと設定を変えるだけで、お料理がおいしそうに見えてびっくりしたよ。
 
今回紹介した2冊は、料理だけではなく、人物や風景などいろいろな写真の撮り方のコツが書いてあるから、気になった人はぜひ読んでみてね。


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