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ランプライスはお好きですか~バナナの葉っぱに包んだスリランカのお弁当 

「ランプライス、お好きですか?」

と訊かれても・・・
「?」ですよね。


ここ数年でスリランカ料理店が増え、スリランカ料理の人気上昇中とはいっても、まだまだタイ料理ほどの知名度ではないだろうと思う。

ランプライスとなると提供しているスリランカ料理店もまだまだ少ない。



初めてランプライスを食べたのは九年前。
そのころよく通っていた都内のスリランカ料理店が供していたので、take out して初ランプライスをいただいた。

タップロボーンのランプライス
take out でランプライス@うち
揚げゆで卵は食べる直前に半分にカット
2016/10/06撮影


ランプライスとはスリランカで人気の、バナナの葉っぱに包んだスリランカ料理のお弁当。

スリランカのオランダ統治時代(1658~1796年)に、オランダ東インド会社に勤めていたオランダ人を中心とするヨーロッパ人男性と、スリランカ人女性の間に生まれた人たち~ダッチバーガー~のコミュニティで生み出された料理で、インドネシアのレンパー(味付けした肉や魚をお米で包んだものをバナナの葉で包んだもの)をオランダ人たちがセイロンに持ち込み、形作られたオランダとスリランカの食文化が融合した、スリランカを代表する食べ物。

伝統に忠実なものから新しい独自のスタイルまで、現在スリランカではさまざまなランプライスが食べられている。

正統派ランプライスは、スパイスとチキンスープで炊き込んだスリランカの短粒米をバナナの葉に盛り、その上に鶏、豚、牛の3つのミックスミートカレー、シーニ・サンボル、バトゥ・モジュ、青バナナカレー、フィッシュ・カトレットゥ、揚げたゆで卵、エビのペーストを盛りつけ、葉でくるんだのち、蒸し器やオーブンで加熱する。

そうすることでしっとりとした一体感が生まれ、それぞれのうまみが混じり合う。バナナの葉は香りづけと殺菌作用も期待でき、スリランカ人の昔ながらの知恵でもある。

ネット記事「スパイスカレーと野菜のおかず  スリランカのまかないごはん」~石野明子・著~より引用


何に惹かれるかというと、葉っぱに包まれたごはんだということ!

日本にもたくさんあるでしょ?
笹の葉で包んだます寿司柿の葉寿司朴葉飯
竹の皮で包んだおにぎり弁当
もいいですよね。

自然のものを上手に料理に使う知恵は世界共通だということが、嬉しいじゃないですか!
ままごとみたいで、キャンプごはんみたいで、ほっこりしちゃうんですよね。

某日
久しぶりにランプライスを食べに出かけた。

タップロボーンTaprobane門前仲町店


地下鉄東西線 門前仲町3番出口から徒歩1分
スパイスの香りに誘われて入口の階段を上る


広い店内はクラシックなイメージ
窓から差し込む陽射しがいい雰囲気


ランプライスとカトレットゥを注文

take outより50円高くなるけれど野菜サラダが付いてくる


葉っぱを開くとこんな感じ
バナナの葉で包まれた7種類のおかずとご飯
25種類のスパイスを配合した料理はアーユルヴェーダの滋味溢れる美味しさ!
(画像はタップロボーンHPからお借りしました)


ここにトラディッショナルランプライスに入っているカトレットゥを注文してトッピングしちゃう。

スリランカのポテトコロッケがカトレットゥ


辛くてスパイシーでここのカトレットゥはツナ缶ではなくてツナを調理して加えてあるからガツンと魚が主張している
なすモージュとシーニサンバル、ピクルスの甘さが重なってちょい甘めのランプライスかな?
もちろんしっかり辛い!



先月末
カレーフリークの雑誌でよく取り上げられる五反田のスリランカ料理店 アラリヤランカ へランプライスを買いに行った。


五反田本店が9月28日に閉店、新店舗が見つかるまで営業なしという情報を得たので出かけたわけです。

閉店前日だったからか店内は満席
外では入店待ちの長い列
おしゃれなカフェっぽいインテリア
ランプライスが有名

さっそくオーダー!
受け取って即電車に乗って帰宅。

左:チキンランプライス S
右:スペシャルランプライス


チキンランプライスS

ライスの量はこれぐらいがちょうどいいです
旨みとスパイスが効いたターメリックライスも旨し
骨付きチキン辛し!いいね!
あとはゆで卵、ポテト、ココナッツサンボル、なすモージュ、ジャックフルーツ


これがどうしても食べたかったのですよ
9月限定スペシャルランプライス 桔梗キキョウ


秋刀魚カレー
むかごカレー
蓮根カレー
四角豆の炒め
チンゲンサイの炒め
ゆで卵
食用菊


アラリヤランカのスリランカ人スタッフが日本の食材を使用して作ったオリジナルランプライス
こういうの、とっても勉強になるんです
確かに秋刀魚カレーは小骨を除くのが大変だったけど、
食用菊は何か味付けしてほしかったけど、
むかごカレーも四角豆の炒めものもばっちり!美味しかった!


そして某日

うちでランプライスを作ってみた。

ところでランプライスの語源が気になりますよね。

Lamprais is an Anglicised derivative of the Dutch word lomprijst, which loosely translated means a packet or lump of rice, and it is also believed the dish has roots in the Indonesia dish lemper.

Lamprais - Wikipediaより引用


オランダ語の lomprijst(ポケットとかライスのかたまりという意味)がルーツということなので、何もバナナの葉っぱじゃなきゃいけないというのではないようだ。
もちろん伝統的ランプライスには決まりがあるそうだから、日本のスリランカレストランで供されるランプライスはランプライスもどきなのだろう。

そして
私がうちで作るランプライスもどきは、日本の食文化で育ち、今も食の九割は和食なそんな日本人の私が異国の食文化を楽しむなんちゃってランプライスでいいじゃない!?
という考え方。


バナナリーフがなくたってよし!
バナナリーフの代わりになるんじゃないかと思って、今年初めて植えたターメリックの葉があるじゃない!

夕暮れ前のターメリックの葉
寒くなって来ると葉は枯れてしまい、完全に枯れたら地中のターメリックを掘り起こします
だから枯れる前の大きくなった葉っぱを使えるのは今だけ!


バナナリーフほど大きくはないので、三枚重ねて使います


左:パリップ〜赤レンズ豆のカレー
中上:なすモジュ〜揚げなすのマリネ
中下:揚げゆで卵
右:ヒラマサのカレー


左:シーニサンボル〜玉ねぎの佃煮風
中:ポルサンボーラ〜ココナッツファインのふりかけ
右:かぼちゃカレー
右下:ビーツのピクルス〜冷凍しているビーツのピクルス


包んで竹の皮ひもで結んで蒸篭で蒸します
40年使っている蒸篭
本体が壊れたので本体だけ買って蓋はまだまだ健在


蒸し上がり〜!


葉っぱを開くとこんな感じ


しっとり〜美味しそう〜
ココナッツ&ターメリックライスにカレーのグレイビーが染みていていい感じ!
ライスは八角→カレーリーフ
ギーは加えないで作りました


混ぜるからおいしい
混ぜる食文化に最初はえっ?と思ったけれど、
混ぜることでおいしいハーモニーが生まれるのだと実感したのでした
自分好みの味にしているから、もちろん大大大満足でした


バナナリーフがなくたって、ターメリックリーフでいいんだわ。
料理は工夫と見立て!
葉っぱってやっぱりチャーミングだな。
次は朴葉と蓮の葉で葉っぱ包み弁当を作りたいな。


レシピです ↯


ランプライス
好きになりそうでしょ?



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