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クリスマスのころ 忘れられない店がある


12月
クリスマスのころ
必ず思い出すひと時がある



正午前の
レース越しに射し込む冬の陽射しが
北欧のヴィンテージクロスを染めるオフホワイトのグラデーション模様や
手作りの素朴なクリスマスを祝うものたちや
なんといっても
こころもカラダもほんわかあたためてくれるクリスマスランチ!



街はいつもの日本の街なんだけど



ドアを開けると
そこは北欧の小さな町のうち



その町に暮らす友だちがランチに招いてくれたような
そんな錯覚



「こんにちは」
と、まずはお店の中をワクワクしながら見て回る



木製の棚もクリスマスが感じられるコーディネート
北欧のヴィンテージものが、抜群のセンスで飾られている



クリスマスにちなんだ食器やクロス、編みぐるみ、キャンドルスタンド、オーナメントなど…



スウェーデン GUSTAVSBERGグスタフスベリ
トムテぐるり クリスマス プレート
思わずニンマリしちゃうでしょ?



「どうぞ ランチの用意が出来ました」



11時ごろの冬の光はまろやかミルクいろ
蝋燭の灯りが光の中、淡くゆったり揺れる
クリスマスを迎える部屋のデコレーションはどこまでも清らか



Julクリスマス lunch



前菜  
・Janssons frestelse ヤンソンさんの誘惑
・Lax på knäckebröd クネッケにサーモン
・Glögg グロッグ(アルコールフリー)
・Ägghalva ボイルドエッグ キャビア添え
・Lussekatter ルシアの猫 サフランパン



ルシアの猫?? 
Lussekatterルッセカット 「ルシアの猫」という名のサフランパン
サフランってほんとう高貴で貴重なスパイスだったのですね
Janssons frestelse ヤンソンさんの誘惑をこんなふうに一人ずつ作るといいということも
ここで知ったのです



フィンランドの妖精の小さなグラスにはグロッグ
グロッグは、北欧で飲まれているスパイス入りホットワインのことで、
スウェーデン語では「Glögg」と書くそう



メイン
・Jul skinka クリスマスのローストポーク
・Varma sallad 根野菜のホットサラダ



ローストポークは香ばしくてやわらかくて、
根野菜のホットサラダとかわるがわる口に運び
クリスマスのご馳走をありがたくいただいたのだった



お茶とデザート
・Te  KOBBS Sörgårdste ルバーブ、苺、パッションフルーツのティー
・ joulutorttu ヨウルトルットゥ



ヨウルトルットゥはフィンランド語で「クリスマスのパイ」という意味で、
クリスマスツリーの星に見立てた星型のパイ
パイ生地の中にプルーンのジャムが入っているのが、一番オーソドックスなのだそうだ
窓にかけられたレース模様が 
くっきりとTe にプリントされたみたいで面白いでしょ?

まるで12月のやわらかな陽射しのようにやさしい時間
なんて贅沢なランチ!



またクリスマスアイテムを見て
クリスマス気分に浸る
ARABIA Ruska ティーカップ&ソーサーには古いクリスマスカード
ソースパンには手編みの小さなトルテ妖精



ヴィンテージのクリスマス模様のクロスいろいろ



窓辺にはこんなお皿
民族衣装を着て森の中でダンスに興じている絵柄
ステキなクリスマスランチ、ごちそうさまでしたと
ドアを開けていつもの街にもどる
ふと森に響き渡るアコーディオンの音色が、聴こえてきたような気がした…


忘れられない店がある

時が流れても
色あせたりしない
そのときの
空気、香り、たたずまい
料理のあじわい

くっきりと
こころに刻まれた
そんな店


(2021年12月訪問)

(現在はクリスマスランチは供されていませんが、またいつか出会える、出会いたい。そう願っています)



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