7インチ盤専門店雑記1054「憂さ晴らし…!?」
ここのところ、PCの不調やら、体調不良やらいろいろありまして、なかなかにストレスフルな状態になっております。音楽の聴き方も、つい憂さ晴らしのようになってしまいます。こういう時はジャズやら、ロックでもテクニカルなものは、そもそも集中できませんからアウトです。ハードロックあたりがよろしいかと思われます。
そんな気分で、あまり考えずにターンテーブルに乗せたのは、80sのアメリカンな音源ばかりでした。…しばらくして「何でコレ?」と振り返ったものの、あまり共通点も見出だせませんが、憂さ晴らしの効果はそれなりにありまして、むしろどこが憂さを晴らしたのか、気になってしまいました。
初っ端はパット・ベネターの「ウー・ウー・ソング」です。かなりボリュームを上げていたので、イントロでのけ反りました。シンプルなフレーズの繰り返しが、半強制的にヘドバンを求めてきます。…気持ちいいです。ちなみに動画でお分かりか、聴く側の環境にもよりますが、もの凄い低音成分豊富です。…腹にきます。ボディブロー連打です。
次にブライアン・アダムス「ヒート・オブ・ザ・ナイト」です。コレもイントロの一発、ズドーンが凄い音です。これは身構えておりましたから大丈夫でしたが、やはり低音成分が豊富です。売れていた当時はあまり感じておりませんでしたが、相当に高音質ですねぇ…。やはり1987年、アナログ盤プレス技術も録音技術も頂点に達していたということでしょうか。
何だか凄い低音を続けて聴いたもので、その後がいけません。ヴァン・ヘイレンを聴いても軽く感じてしまいます。まあ気持ち良い鳴りですが、ドラムスとかは意外に軽いですねぇ…。ボン・ジョヴィも意外と小ぢんまりした鳴りですねぇ…。低音がすげーとかではないですね。
面白いのがヒューイ・ルイスで、他を圧倒するクリアな音質です。低音がどうのというものではありませんが、まとまりが良く、目の前で演奏しているかのようなリアリティのある鳴りが凄いです。もの凄く録音が良いのでしょうが、反対にコレが上手く鳴らないオーディオはマズい気もします。レファレンス的に使っていろいろ試せそうな音源です。…ヴォーカルが近過ぎてツバが飛んできそうな感じが好きか嫌いか…ですね。英語の発音って、意外に破裂音が多いんですよね。
それから、曲にもよりますが、フォリナーも良い音で鳴りますねぇ…。「リアクション・トゥ・アクション」なんかオーディオ・チェック用音源かという程に、いろいろな音が試せます。高音も低音もしっかりバランスよく入っております。これは憂さ晴らしになります。
結局ガツンとくるハードロックを聴くだけで憂さ晴らしになるようで、実に安上がりな人間ですが、この際高音が突き刺さるような鳴りの盤は向きません。ジェフ・ベックやフュージョン/ジャズ系のトランペットが突き刺さってくるものは、かえってイライラを増幅させるかもしれません。結論として、ブライアン・アダムス、フォリナー、ヒューイ・ルイス、パット・ベネターあたりのアタックの強い音が、憂さを晴らしてくれたようです。
…おっと、これはブルース・スプリングスティーンの「グローリー・デイズ」、もの凄い圧を感じる音ですねぇ…。こりゃまた、オーディオ・イベントで使えそうな盤です。ここまでくると、憂さもへったくれもありません。…うるせぇ〜。
