7インチ盤専門店雑記1241「Sussudio」
フィル・コリンズ本人が思いつきでつけた仮題がそのまま曲のタイトルになった「ススーディオ」です。85年リリースの3rdアルバム「No Jacket Required」から米国では1stシングル、英日では2ndシングルとしてリリースされた曲ですね。英国では12位、米国ではNo.1ヒットとなりました。懐かしいです。先般MVのイベントをやる前の準備中、あれこれあたっていたとき久々に聴いて、何だかもの凄く懐かしくて80年代中盤の空気が蘇る思いをしました。
フィル・コリンズは、ジェネシス好きですから、当然のようにリリースされるレコードは全部買っておりましたが、ジェネシスとの音楽性の違いはあまり気になっておりませんでした。こちらが猛烈の雑食性ですので、まったく問題ないレベルの違いでした。LPは当然ながらリリースと同時に買っておりましたし、12インチも見つければ買いました。…むしろ7インチが最後です。例えば「No Jacket Required」は85年リリースでしたが、その頃にはもうレコード屋でフツーに売られているものではなかったように思います。少し後になって安く買ったものです。

「ススーディオ」に関しては、7インチ盤のB面が同曲の "12インチ・ヴァージョン" でして、あまり面白味がありません。カラオケよりはよいかとも思いますが、せっかくですから何か別の曲を入れておいて欲しかったですね。
同盤からの2ndシングル(英日は1stシングル)はバラード曲「ワン・モア・ナイト」でした。こちらは英国で4位、米国では連続してNo.1になりました。実は前年に映画「カリブの熱い夜 Against All Odds」のサントラからシングル・カットした「見つめて欲しい Take A Look At Me Now」が2位(後記:正確には英国2位米国1位)、アース・ウィンド&ファイヤーのフィリップ・ベイリーとのデュエット曲「イージー・ラヴァー」が1位(後記:正確には英国1位米国2位)という大ヒット続きでしたから、まさに絶頂期、もの凄いことになっておりました。
…正直なところ、もうこの時期になると全米Top40はあまりしっかりチェックしていたわけではなくて、MTVなどで浴びるように音楽を聴いていたもので、No.1ヒットと言われてもピンときません。「MTVでMVがよく流れていたな…」ということに尽きます。実は曲に優劣をつけるようなランキングに疑問を感じていたこともあるので、当然の結果なのかもしれません。

「ワン・モア・ナイト」のB面が「らっぱ吹きの歌 The Man With The Horn」でした。…「はて、マイルス・デイヴィスかいな?」というタイトルですが自作曲です。…この邦題、妙に気になってしまいます。アルバム未収録曲ですが、実は2ndアルバム制作時のアウトテイク曲です。TVドラマ「マイアミ・ヴァイス」にゲスト出演したときに使われた「(Life Is A) Rat Race」という曲がありまして、それの改作ということです。…さほど面白い曲でもありませんが、カラオケやExtended よりはよいではないですか。

このシングル、85年4月に来日したときの来日記念盤扱いになっております。このライヴは就職した直後でしたから状況が読めず、チケットを取らなかったのですが、後々観ておけばよかったと後悔した一本ではありました。
この辺の7インチ・シングルは、希少でも高額でもありませんが、個人的にどうしても何枚か持っていたいマスト・アイテムなんです。
