【専門医解説】鼻部シリコンプロテーゼ留置後に痛みが出たらどうするべきか?
⚠️プロテーゼを使用した
全ての方に発症する症状ではありません。
稀な症状ですが
放置してはいけないので
痛みを感じている方は
是非お読みください。
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美容外科手術は、
多くの方にとって
「きれいになりたい」「自信を持ちたい」という
前向きな気持ちで受けられるものです。
しかし長年の診療の中で、
他院修正のご相談として
隆鼻目的のシリコンプロテーゼが原因の
「長く続く痛み」について
幾度かご相談を受けてきました。
患者様の多くは、
ネットを調べ尽くし、知識がとても豊富で、
それでも「シリコンと痛み」に関する
詳しい情報がほとんどなく、
当院であれこれ質問されることが少なくありません。
ここでは、私自身の経験から見えてきたこと、
そして私なりの考えをお伝えします。
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痛みはなぜ起こるのか?
鼻のシリコンによる痛みは、
単純な原因ではなく、
いくつかの要因が重なって起こると考えられます。
① シリコンそのものの刺激(末梢の原因)
② 脳に刻まれる「痛みの記憶」(中枢の原因)
③ 不安や心配(心理的な要因)
①シリコンの刺激、
②脳の記憶、
③不安感・・・などが
複合的に発症の原因になっています。
①単独、②単独、①+②、
あるいは不安感が痛みを
増幅させる可能性もあります。
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痛みが残りやすいケース
私が診てきた患者様の中で、
シリコンを摘出してもなお
痛みが残りやすい方の特徴は
以下の通りでした。
・摘出から痛みを感じていた方
・シリコンプロテーゼを20年以上入れていた方
・シリコンが厚く、傾いて入っている方
・不安が強い方
骨膜下に留置された方は
痛みを訴えるケースが少ないです。
厚いシリコンですと、
骨膜を伸展するので
それが痛みの原因になっている
こともあります。
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治療について
1.痛みの診断
当院では、
痛みをまず診断します。
その上で
痛みの悪循環を断ち、
適切な時期に抜去や再建を
行います。
2. 摘出のタイミング
感染による痛みの場合は
すぐに摘出すべきです。
皮膚が薄くなったり
露出しかけたシリコンでは
すぐに抜去すべきか
数か月待つべきか
痛みの程度などをふまえ
診察で判断します。
3. 心のケアとの連携
痛みが原因で
不安や不眠がある方には、
適切な診療科と連携します。
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シリコンを摘出しても痛みが残るケース
痛いからとシリコンを摘出したのに
それでも痛みが残る患者様も
いらっしゃいます。
それでは抜かないで
痛みを我慢した方がよいかというと
そうではありません。
痛みが軽減する可能性があるので
抜去は第一選択です。
我慢して痛みと共に生活し続け、
日常がさらに悪化するケースも
長年の診療で経験しました。
抜いてもし痛みが残ったら、
適切な診療科と連携して
痛みの治療を行います。
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まとめ
・鼻部シリコンプロテーゼによる痛みは、
①シリコンの刺激、
②脳の記憶、
③不安感
などが要因で複雑です。
・摘出だけでは解決しない場合もあり、
術前からの治療と計画的な手術を
組み合わせることが必要です。
・痛みを伴う場合のシリコン摘出では、
摘出後、痛みが消失したのを確認してから
隆鼻を検討されたほうが良いです。
・シリコンを摘出し、
肋軟骨などの自家組織をシリコン替わりにしても
適切な高さでとどめなければ
痛みが再発する可能性はあります。
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最後に
シリコンを留置し、
圧迫感や鼻根の違和感を感じる場合は、
慢性的な痛みに移行しないうちに
早期摘出を考えた方が良いと
思います。
シリコンは「美しくなる医療材料」であり、
当院でも患者様に使っていますが、
無理な高さにしない
ということが
痛みを避ける一つの方法です。
当院では3.0ミリ未満を推奨しています。
私が患者さんに派手なデザインの手術をせず
できるだけナチュラルに結果を出すのは
痛みに苦しむことが
QOLを落とすことを
見てきているためです。
痛みを
決して軽くみてはいけません。
痛みを日常的にしてしまうと
他の病の引き金を引くことが
あります。
美容外科手術は
人々が
美しく健康的であるために
存在すべきです。
痛みがある場合は
早めにご相談にお越しください。
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銀座すみれの花クリニック
院長 横山才也(よこやま としや)
日本美容外科学会(JSAPS)専門医
日本形成外科学会専門医
http://ginza-sumirenohana.com/
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