【無視】note運営の「推しアルゴリズム」を読んでも、私が書き方を変えない、いや変える必要が無い理由。note運営の発表に焦るな。商売の「契約相手」を間違えるな。 #生成AI #note #マーケティング #心理学 #書き方
こんにちは、ポス鳥です。
窓の外は、あいにくの曇り空ですね。
北陸特有の、空そのものが重く垂れ込めてくるような鉛色です。
でも、私はこの天気が嫌いじゃありません。
雨音だけが響く静寂の中で、挽きたての豆にお湯を落とし、部屋中に広がる深く香ばしい香りを吸い込む。
そうして世間の喧騒から少し距離を置くと、普段は見えなかった「物事の輪郭」が、くっきりと浮かび上がってくるような気がするからです。
さて、そんな静かな書斎で、私は先日発表されたnote公式からの「お達し」を眺めていました。
いわゆる、アルゴリズムの方針変更に関する声明ですね。
「これからは一次情報(体験談)を優遇します」
「AIによる量産記事は評価しません」
といった内容です。
界隈を見渡せば、X上でも、まるで蜂の巣をつついたような騒ぎになっています。
「これからは自分語りの時代だ!」
「AIを使っているのがバレたら終わりだ!」
クリエイターたちは色めき立ち、対策会議をしている方もいるそうですが……私の感想は、冷淡なまでにシンプルです。
「ふーん、で?」
冷たいと思いますか?
いいえ、これは冷笑ではありません。
「ビジネスの戦場において、見るべき方向を間違えてはいけない」
という、実務家としての生存本能がそう言わせるのです。
今日は、この「推しアルゴリズム」という名の、ある種の「踏み絵」について、じっくりとお話ししましょう。
もしあなたが、運営の発表を見て「書き方を変えなきゃ」と焦燥感に駆られているのなら、まあ、慌てずに。
そのカップに温かいコーヒーでも注いで、少し深い話をしませんか。
なぜなら、その焦りは「誰と商売の契約を結んでいるか」という、最も根源的な事実を見誤っている証拠かもしれないからです。
🛰️ 大家の「家訓」と、商人の「契約」
まず、誤解のないように言っておきますが、今回のnote運営の発表は、プラットフォームの管理者として「極めて正しく、賢明な判断」だと思っています。
AIによって生成された「質の低いコピペ記事」が大量に溢れかえれば、Googleからの検索評価は下がり、街(プラットフォーム)全体がスラム化してしまう。
だからこそ、「人間味のある記事(一次情報)」という高品質なコンテンツを防波堤にして、街のブランドを守ろうとしている。
これは大家として当然の義務であり、素晴らしい防衛戦略です。
彼らのビジネス判断に、私は一点の曇りもなく賛同します。
ですが、
「大家が正しい」ことを言うことと、
「店子がそれに従えば儲かる」ということは、
全く別の話です。
残酷なまでに当たり前の事実を確認しましょうか。
あなたがnoteで記事を書き、あるいは商品を売るとき、あなたにとっての「真の雇用主」は誰ですか?
「note株式会社の運営スタッフ」でしょうか?
「記事を評価するアルゴリズム」でしょうか?
もし、一瞬でもそう思ったのなら、残念ながらあなたは商売人として「失格」の烙印を押されかねません。
なぜなら、あなたの売り上げに貢献してくれるのは、アルゴリズムやましてやnoteの経理担当者ではないからです。
あなたに富をもたらすのは、いつだって画面の向こう側にいる「読者」であり、「フォロワー」であり、敬意を込めて呼ぶならば「お客様」その人だけです。
私たちクリエイターとnoteというプラットフォームの関係は、商店街の「テナント(店子)」と「大家」の関係に似ています。
大家さんが「商店街の美化運動(AI対策)」をするのは正しい。
ゴミ出しのルールも守るべきだし、家賃(手数料)も期日通りに払うべきです。
それに従うのは、社会人として当然のことです。
ですが、「店の商品陳列」や「接客のスタイル」まで、大家の好みに合わせて決める必要がどこにありますか?
想像してみてください。
ある商店街の一角で、あなたが八百屋を営んでいるとします。
そこへ、商店街の組合長(大家)がやってきてこう言いました。
「最近は『泥付き野菜』がトレンドだから、これからは全部泥付きで売るように。綺麗に洗った野菜は評価しないよ」
さて、あなたは翌日から、すべての大根を泥まみれにしますか?
もし、あなたのお客様が「忙しい共働き夫婦」で、「すぐに料理できる綺麗な野菜」を求めてお金を払ってくれているとしたら?
大家の言いつけを真に受けて泥付き野菜を並べた瞬間、
あなたのお客様は無言で店を去り、
隣のスーパーへ流れていくでしょう。
その時、大家はあなたの売上減少を補填してくれますか?
絶対にしません。
「君の努力不足だ」
と言って肩をすくめるだけです。
今のnote界隈で起きているパニックは、これと全く同じ構図に近いものです。
「運営さんが『一次情報(体験談)』が好きって言ってるから、無理やりにでも自分語りを入れよう」
「運営さんが『AI』を嫌ってる可能性があるなら、便利なツールを使うのは隠そう」
違うでしょう。
見るべきは、大家の顔色じゃない。
いつだって、財布を開いてくれる「お客様」の瞳の奥底です。
もし、目の前の読者が「AIによって完璧に分析・要約された、高密度な情報」を求めているのなら、堂々とAIを使い倒せばいい。
読者が「お前の個人的な苦労話(一次情報)なんて興味ない、早く再現性のある結論だけをくれ」と思っているなら、体験談なんて容赦なく削ぎ落とせばいいんです。
商売の契約は、あなたとお客様の間で結ばれている。
プラットフォームの方針発表という「社内政治」に過剰反応して、最も大切な顧客との契約を破るなんて、愚の骨頂だと思いませんか?
🛰️ 手段の目的化という「病」
私が最も懸念しているのは、今回の発表を受けて「AIを使わないこと」自体が目的化してしまう、ある種の「清貧の思想」が蔓延することです。
「私は手書きです! AIなんて一文字も使っていません!」
そうプロフィールに誇らしげに書くことが、まるで高品質の証明書(免罪符)になると思い込んでいる人がいます。
note運営がAIを警戒するのは「質の低い乱造」を防ぐためであって、「便利な道具(AI)」を否定しているわけではないはずです。
そこを履き違えてはいけません。
厳しいことを言うようですが、お客様からすれば「AIか手書きか」なんて、どうでもいいことなんですよ。
本当に、どうでもいい。
あなたが極上のレストランに行ったとします。
出てきたスープが感動するほど美味しかった。
その時、シェフに向かって尋ねますか?
「この玉ねぎは包丁で刻みましたか? それともフードプロセッサーを使いましたか?」と。
フードプロセッサーを使ったと聞いて、「なんだ、機械か。じゃあ不味いな」と評価を覆しますか?
しませんよね。
客が評価するのは「皿の上の味(アウトプットの質)」だけです。
「私がどれだけ苦労して手作業でやったか」というプロセスに価値を感じるのは、作り手本人と、その家族や恋人だけです。
「機械で秒速で刻んで、その浮いた時間でじっくりと煮込み、隠し味の研究に没頭した絶品スープ」
これこそが、プロの仕事でしょう。
ハッキリ言いますが、道具にこだわって効率を落とし、結果として客の満足度を下げる職人は、ただの自己満足(エゴ)に浸っているに過ぎない。
私はそう思っています。手作りにこだわり過ぎて、新しいことも覚えず、改良もせず、滅んでいった職人は貿易商になってから、嫌というほど見てきました。
AIを使おうが、石板にノミで彫ろうが、面白ければ客は買うし、つまらなければ去る。
市場の原理は、いつだって残酷なまでにシンプルで、そして公平です。
「でもポス鳥さん、理屈はわかりますが、運営に嫌われたら『おすすめ』に載らなくなるじゃないですか」
そう、そこですよね。
皆さんが恐れているのは。
露出が減る恐怖。
村八分にされる不安。
わかります。
ですがね、「運営が推しているから売れる」という考えこそが、実は最も危険なトラップだとしたら?
プラットフォームの言うことを真に受けて、その通りに行動した結果、大怪我を負った死屍累々の歴史を、私は知っています。
例えば、あの巨大帝国Amazonが長年叫び続けている「ファッション戦略」の矛盾をご存知ですか?
コーヒーをもう一口飲んだら、その話をしましょうか。
運営の「悲痛な願望」と、市場の「冷徹な現実」がいかに乖離しているかという、少し背筋が寒くなるようなビジネスの裏話をね。
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・noteのアルゴリズム変更に不安を感じているクリエイターの方
・「一次情報」や「AI」との付き合い方に迷っている方
・プラットフォームに依存しない「真の商売力」を身につけたい方
・ポス鳥の冷徹なビジネス視点を楽しみたい方
【本文予告】
Amazonの敗北:なぜ世界最強のECは「服」を売れないのか? プラットフォームの限界。
「n=1」の毒:個人の体験談が、ビジネスにおいて役に立たない決定的な理由。
記憶のハルシネーション:AIより人間の方が「嘘つき」であるという科学的事実。
孫子の兵法:2500年前から変わらない、アルゴリズムに勝つための唯一の奥義。
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