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柔ナックルについて

はじめに


ほんとはアドカレのおまけ程度に書こうと思ったんですが自分が思ったより長くなりそうなので別にして書きます。
追記12/12 16:45
おまけにしようと思ったのですが枠があったのでせっかくならもう一本記事にしちゃえということでアドカレPart2です。

東大3年の升です。自分は1年の冬あたりから柔ナックルを投げ始めたのでもうすぐ2年になります。2年間、中継ぎとしてこの一球種だけでそこそこの成績を出せている(自責がついたのは2024年福島大戦、2025東西対京大戦の二つ)ことからも柔ナックルは持っておくだけでかなりの武器になると思っています。ここでは自分と柔ナックルとの関係を時系列順にたどりつつ、どうやって投げているのかやどうやったら攻略することができるのかについてなど、自分が投手目線で思っていることについて好き勝手に書ければなと思っています。
※あくまでも自分の感想です。あと自分は明確な理論を持っておらず、感覚で投げているためすごくアバウトです。それでもよければどうぞ。

自分とナックルとの出会い〜現在(自分語り)

自分がキャップ野球というものに出会ってから約半年が過ぎようとしていた1年の夏休み、サークル内でBBQが行われることとなった。他の大学のキャッパーの方たちも大勢いらっしゃっておりとても楽しいイベントだったのだが、そこでF川さん(砂嵐)が遊びでナックルを投げていたところが自分とナックルとの出会いである。その時に握りや投げ方を教えてもらい、その後の練習で投げてみようと決意した。練習で投げてみた結果、硬キャなら投げられるなと思った。自分の球種の中にナックルが増えた瞬間であった。月日は流れ、エンジョイリーグでの青学戦。

援護点全部吐き出してるのやばいな今見ると
本当に申し訳ない


T中さんに硬キャでスライダーをHRにされたことで自分は硬キャだと通用しないのではないかと考えるようになった。またその後の練習で柔キャでナックルを投げて見たところワンチャン使えるかも?と思ったため柔キャでのナックルを練習することに決めた。2週間後、関東秋リーグで登板機会があった。相手は何の因果か再び青学さんであった。柔ナックル以外の球種が練習できていなかったこと、そのため柔ナックル以外の球種の質が低いことからナックルのみを投げる戦法を試してみた。直前にYouTube LIVEで湘南のK藤さんが硬ナックルを投げており抑えていたのもナックル一本で行けるのではないかという考えを補強するものになった。
結果は…

楽しんでいただけたかな?(オープナー)

初実戦登板はうまく行った。(1死満塁を作ったことはうまく行ったと言えるのか?)この時使っていたキャップはポカリだった。縁があってかつそこそこ硬く、厚かったため距離を届かせるのにはぴったりだと思う(その分打たれた時飛ぶが)
↓自分の初ナックルの場面(引用:キャップ野球TV様)

まあこれで抑えたという実績を得た自分は柔ナックルという球種をもっと完璧に抑えられる球種にしたいと思いキャップを変えることにする。それがカルピスの蓋である。カルピスはだいぶ柔らかく薄いため届きづらい分当たっても飛ばないだろうと考えたからである。もちろん当てられないことが一番だけどそんなん無理だから当てられてもアウトにしたいよねということである。
蓋を変えて挑んだ初戦は東大カップだった。

この頃にはだいぶ良くなってきたのかなあ

これで柔ナックルに対して完全に自信を持った。強力な打線に対して安打1で抑えられたことはかなり嬉しかった。またその後Twitterで少し褒められたのも嬉しかった。
その三日後に横国杯があった。(今でもこの頃が一番良かったと思っている)相手は城東シャークスさんだった。

ベストピッチ、今でも探しています

しっかり抑えることができた。当時の城東さん相手に1イニングとはいえ無失点で抑えることができたのは本当に自信につながった。

この年度はあとは6大学蓋野球(復活待ってます)と東西があった。

六大学対三田キャップ投げクラブ戦

この時ボークを指摘してくれた審判のI井君にはとても感謝しています。東西前だったのでフォームを変えるのも間に合ったことも含めありがたかったです。

東西対シャルルReCap戦
一点もやれない中で緊張感があった
回途中のリリーフってめっちゃ怖いんだなあと思った

最後の打者が会長だったこともあって記憶に残っている。(マジでオーラがあって怖かった

東西対福島大戦
四球自滅というよくない展開
なんか途中から入らなくなったんですよね

福島大戦後、今まで投げていたフォームでは投げられなくなったため柔ナックルを封印、2年の秋リーグまで投げられなくなった。
↓旧フォーム(引用:裏広報部様)

2年の夏、東大練(@中央体育館)で投げ方を変えて見たところ昔ほどではないものの投げられることに気づき、再び投げ始めるようになる。ただ自分の中で横国杯城東戦との比較をした時に、それ以上の投球はなかった。

秋リーグ対城東戦
復帰登板にしては良い


秋リーグ対明治戦
クローザーって大変なんだね


秋リーグ対Charles戦
1死1,3塁での登板
また会長がいる…

次に投げたのは東西だった。この時の京大戦で柔ナックルをやめようと本気で思っていた。


東西対世田谷NEO戦
無死満塁からの火消し

おそらく自分が投げた中ではベストの火消しに入るだろう。東西という緊張感がある中で中で無死満塁と言う一人もランナーが出せない中、強力な打線を抑え切ったのだから自分の蓋野球人生の中で一番の出来だったと思う。

東西対京大戦
粉砕される
詳しくは振り返りで

3年になって、全日本大学選手権後、B関くんと話す機会があり、そこで柔ナックルについてもう少し向上点があることに気づかせてもらった。なので今はちょこちょこ投げている。(基本同点かビハインドだから許して

リーグ戦対横国戦

この試合は2回途中から2回終わりまでは柔、3回の最初3人は硬、それ以降は柔と言うセルフ火消しをした。(火が消えてないとか言わないで
参考
↓1年の東西後〜現在のフォーム

投げる、打つ上で自分が意識していること

まあここまで自分の自語り読む人いないでしょってことでここまで読んで下さった方に少しだけ自分が意識していることを書きなぐりたいなあと思っています。
※理論とかでは多分ないです。
※自分の成功体験にのみ基づいているので一般的ではないことに注意してください。
それでもよければ以下をご覧ください。
握りについて

メタナックルと同じです
詳しくはキャップ野球TV様をご覧ください

自分は親指と中指で挟む形で投げています。ナックルは色々な握りがあるのが魅力だと思うのでこれにこだわる必要は全くないです。
投球時について
基本は面が縦のままキャッチャーの元に届くことをイメージしながら投げています。ナックルと言いつつ最悪揺れずに打者の手元に行っても手元で落ちてくれれば球種としてそこそこ期待できるから、というのが理由です。揺れても落ちなかったら正直打ちやすい球種になっちゃうので。
あとは体全体を使うことも意識しています。そもそも柔ナックルなんて届かないんだから、体全体を使って無理やり届かせるイメージです。気持ちとしてはソフトボール投げで距離を出すイメージでしょうか。
フォームについて
意識しているのは体を捻って全身で投げてあげるイメージです。旧フォームだとこんなことしなくでも投げられていたんですがそのフォームで投げられなくなったため体を捻ってプチトルネードみたいな感じを意識しています。
またこのあと何回も出てくると思いますが基本的にはキャッチャーを狙うのではなくもっと上の方を狙うイメージを持つのが大事です。

こんな感じ?


リリースについて
イメージとしては蓋の表面(ロゴが書いてあったりする方)をホームベースと平行に向けたまま斜め上に抜く(押し出す?)イメージでしょうか。とてもわかりづらいですね。まず意識するべきこととしては蓋をリリースする際の蓋の向きでしょうか。

おっけー
だめ
だめ2

ダメな例になってしまうと揺れが単調になります。(それはそれでコントロールできれば持ち玉にはなりますがナックルではない気がします)
これをあとはソフトボールの距離を出すイメージで斜め上に投げてあげます。この時の力加減については人それぞれだと思うので自分が投げてみて一番いい力加減を掴んでみてください。ちなみに私は腕は思いっきり振り切りつつリリースの瞬間は蓋を手から抜くイメージで投げてます。
自分はリリースのポイントでナックルの高さを決めています。
高め:頭の後ろあたりから斜め45度方向に抜くイメージ
高めはバッターの後ろの高め擦りを目的としています。基本ボールでOKのイメージです
投げる目標としては審判のかなり上のほうですね。ボールでOKなので上過ぎぐらいがちょうど良いと思います。

あくまでもイメージ

真ん中あたり:ストライクを取りにいく球種です。
高めと比べてリリース位置をより前にしようという意識をしています。斜め45度に投げるのは同じです。投げる目標はちょい下にしても良いかも。
基本は真ん中に入れることをイメージしています。カウント球ですね。

あくまでもイメージ(2回目)
わかりづらいなこれ

低め:打者の前低め擦りを狙っています。ボールでOKのイメージです
低めはリリースは真ん中と一緒で斜め45度上を狙うのではなく打者の肩あたりを狙うようにしています。そうすることでリリース直後浮かなくなりまっすぐ行くので届かなくなる分低めギリギリに行きます。
うまく決まれば基本かちあげを狙えるので強い一方、シビアなコントロールが求められます。

あくまでもイメージ(3回目)

横、下手投げ(一応)
高さを出すのが難しいです。横から出すぶん横揺れは気持ち増えますが、届かせるために力が入るのでリリースが難しくなります。高さも難しいのですが横の調整も難しい印象です。
投げるイメージとしては右打者の頭と審判の頭の間くらいのところに投げ上げるイメージです。投げ上げないと全部低くなります。

あくまでもイメージ(4回目)

蓋について
自分が投げやすい蓋でいいと思います。柔ナックルをオプションとして使える投手が一番強いと思っているので、今自分が使っているやわきゃで投げられるようにするのが一番だと思います。
柔ナックルだけで抑えたいという人は、一番飛ばなそうなキャップを選びましょう。柔ナックルしか投げないのですからそれ打たれたら終わりなので。
自分はカルピスを使ってます。なんか最初に触った時に柔らかかったからという理由で今まで使っているのですがそれよりいい蓋がある可能性もあるのであったら教えてください🙇‍♀️

練習について
まずは硬キャでナックルを投げられるようになりましょう。その時にリリースのコツを掴むことが大事だと思います。硬ナックルが投げられないのに柔に挑戦してもなかなか習得は難しいのではないかと思います。それができたら柔キャでも硬くて飛びそうな方、それもできたら柔キャでも柔らかい方と段階を踏んで投げると良いと思います。柔ナックルを投げる上で一番の問題は届かないことだと思います。練習してれば届くようになります(ソースは私)。
多分硬でナックル投げられてる人は柔でも投げられると思います

柔ナックルへの打撃について
じゃあどうやってこれを打つのという話になります。
打たれた経験もそこそこあるのでその時のことをイメージするならば、強く低いゴロもしくはライナーでライン際(守備がいないところ)を抜かれるとヒットになります。逆に言うと打ち上げた時点でチャンスはほぼなくなると言った方が良いです。特に高めは打ち上げるとアウトになることがほとんどですが、ポイントを前にして強くゴロを打つことを心がけると守備の間は抜くことができるでしょう。低めは際どいところは見逃すべきです。投げている本人ですらストライクボールがわからないのですからそこに手を出して投手を助ける必要はありません。低めでも強いゴロが打てるのならば別ですが、基本的に手を出すべきではないです。
やられて嫌なこととしては打者がホームベースと平行な位置に立たないということです。要はバッターボックスの中でめっちゃ前に立つもしくはめっちゃ後ろに立つという行為です。これによって目標がわからなくなるためブレるかつ、横審との距離感もわかりづらくなります。そうなると1球くらいは甘い球が来るのでそれをしっかりゴロでしばきます。
厳しいボールを振ってもらうことや打ち上げてもらうことを投手は願っているのでそれと逆のことをすれば良いわけです。そのためにも横審がどこを取ってどこを取らないのかはしっかりと覚えておきましょう。
打つポイントについて
これは前でも後ろでもいいというか高さごとの対応になってくるのかなと思います。前擦りなのか後ろ擦りなのか高さでなんとなく判断してポイントを決め、そこで高めになったところをしばくという形が良いのかなあと。またナックルの横揺れに関してはあんまり気にしない方が良いです。それに気を取られると強いゴロを打つという方に意識が向かず、結果的に打ち上げが起きる可能性があるため横揺れは気にせず、高さだけを意識するのが良いのかなと思います。したがって投手としては何段階かナックルが落ちるポイントを作れると良いですね。それが打者の手元ならなお良いでしょう。
追記
スイングについて
昨日の練習でYの君やMーしーさんと話していて気付いた(気づかせてもらった)ことなのですが打つ際はあまり力を入れない方が意外と柔ナックルにあったりするんですよね。力入れて強く速いスイングをすると意外と当たらないorバビったりするので打つ際は脱力して軽くスイングしてあげるのが良いのかもしれません。

終わりに


柔ナックルは強い球種だと思います。オプションとして使いこなせるなら最強になれるんじゃないかなあと思います。だって一球種でもそこそこ抑えられるんだから。
最近色々な投手が柔ナックルを投げていて、柔ナックル一本で自分が一年の頃のように抑えられるかと言われると正直厳しいものがありますが、バッテリーエラーがほぼないかつ苦手な人はとことん苦手で1発を喰らわないというところからもワンポイント中継ぎ程度ならまだ使えるのではないかと思います。
何か質問等等ありましたら(実際に投げてる動画欲しいとか)Twitter等のDMで聞いてくださればなんでも答えます。
追記
なんか今字数数えたら振り返りより字数多いですねこれ…。まあ自分はかなりの感覚派だと思っているのでこの文章でどれだけ一般的に言語化できているのかは全くわかりませんが、この文章を読んで一人でも参考になった人がいれば書いた意味があったのかなあと思います。
(他の人に聞いたらまた別の回答が出てくると思います。でもそれも含めてナックルと言う球種は面白いなと思いますし、それを教えてくださったF川さんには感謝してもしきれません。ありがとうございました。)


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