【昼ドラ小説?!】欲しがりさん
こんばんは。
壁ドンって少し古いことなのかもしれません。
でもでも、ちょっとされてみたい気がしませんか?
どきーーー!ってするやつ
こういうのされてみたい……ってことで夫婦内情、短編ドラマみたいなん作ってみました。
役
みーちゃん
→妻
ぴーちゃん
→夫
グレイ
→夫の友達(ほぼ出てこない)
キスっぽいシーンが出るので、苦手なかたは引き返してくださいね。最後のほうは、お惚気です。汗
欲しがりさん
みーちゃんは、わざと何でもない顔をして言った。
「今日、グレイのところ行ってたの。」
それは本当だった。
でも、ぴーちゃんを置いていきたかったわけじゃない。
ただ少しだけ、見たかった。
ぴーちゃんが拗ねるところを。
ぴーちゃんが、自分を欲しがってくれるところを。
けれど、ぴーちゃんはすぐには何も言わなかった。
ただ、キッチンの片づけをしていた手を止めて、ゆっくりこちらを見た。
その目が、いつもより少し静かで、みーちゃんはすぐに失敗したと思った。
怒ってる?
そう聞こうとしたのに、声にならなかった。
次の瞬間、ぴーちゃんが近づいてきた。
一歩。
また一歩。
逃げるつもりなんてなかったのに、みーちゃんの背中はいつの間にか壁に触れていた。
(ぴーちゃんが片手を壁につく)
近い。
そう思った瞬間、胸がきゅっと鳴った。
ぴーちゃんの半袖から出た腕は、いつもより男の人みたいに見えて、みーちゃんは思わず目を伏せた。
ぴーちゃんの声が、少し低くなる。

「そんなに、グレイのところがいいの?」
みーちゃんは首を振った。
「違うよ。」
「じゃあ、なんで僕から目をそらすの。」
その言い方は責めているようで、責めていなかった。
怒っているようで、傷ついているようだった。
みーちゃんはカーディガンの端をぎゅっと握った。
「だって……ぴーちゃんが、そういう顔するから。」
「そういう顔?」
「妬いてる顔。」
言った瞬間、みーちゃんの頬が熱くなった。
ぴーちゃんは少し黙った。
それから、壁についた手はそのまま、顔だけを少し近づけた。
「妬いてほしかったの?」
みーちゃんは答えられない。
でも、沈黙はほとんど答えだった。
(みーちゃんが俯いたまま、小さくうなずく)

ぴーちゃんは、困ったように笑った。
「ずるいよ、みーちゃん。」
その声が優しくなったから、余計に苦しくなった。
ごめんね、と言おうとした。
でもその前に、ぴーちゃんが続けた。
「僕に欲しがられたかったなら、そう言って。
グレイのところに行くふりなんてしなくていい。」
みーちゃんの指先が、少し震えた。
「欲しがって……くれるの?」
ぴーちゃんは一瞬だけ目を細める。
それは、怒った顔じゃなかった。
「ずっと欲しがってるよ。」
胸の奥が、ふわっとほどけた。
でも恥ずかしくて顔を上げられない。
みーちゃんは目を斜め下に落としたまま、ぽつんと言った。
「でも、ぴーちゃんは優しいから。
私が行っても、いいよって言いそうで。」
ぴーちゃんの手が、壁から少しだけ下りる。
触れるか触れないかの距離で、みーちゃんの髪をすくった。
「優しいだけじゃないよ。」
みーちゃんの呼吸が止まる。
「僕だって、妬く。
僕だって、寂しい。
僕だって、みーちゃんに僕を選んでほしい。」
その言葉に、みーちゃんはやっと顔を上げかけた。
でも、目が合うのが怖くて、また伏せた。
すると、ぴーちゃんが小さく笑った。
「見て。
逃げないで。」
命令みたいなのに、お願いみたいだった。
みーちゃんはゆっくり視線を上げた。
ぴーちゃんの目が、すぐ近くにあった。
その目は、ちゃんと欲しがっていた。
ちゃんと拗ねていた。
ちゃんと、みーちゃんだけを見ていた。
みーちゃんは小さく息を吸った。
「……ぴーちゃんのところに、帰ってきたよ。」
ぴーちゃんは少しだけ眉を下げた。
「遅い。」
「ごめん。」
「許すけど、罰はある。」
みーちゃんが目を丸くした瞬間、ぴーちゃんは額にそっとキスをした。
……っちゅ。
優しくて、あたたかくて、でも少しだけ拗ねたキス。
みーちゃんの胸が、きゅうっと鳴った。
「罰、これだけ?」
そう言うと、ぴーちゃんは少し意地悪く笑った。
「まだ。
次は、頬。」
……ん、ちゅ。
みーちゃんの体から力が抜ける。
最後に唇に……。

ぴーちゃんは耳元で小さく言った。
「僕の奥さんは、僕のところに帰ってきて。」
みーちゃんは、もう逃げられなかった。
逃げる気も、なかった。
(みーちゃんがそっとぴーちゃんの服を掴む)
「うん。
帰ってきた。」
ぴーちゃんは、壁についていた手を下ろして、今度はちゃんと抱きしめた。
追い詰めるためじゃなくて。
帰ってきた場所を、教えるみたいに。
みーちゃんはその胸に顔を埋めて、小さく笑った。
「……妬いてくれて、嬉しかった。」
ぴーちゃんはため息みたいに笑う。
「ほんと、悪い奥さん。」
でも、その腕は少しも離れなかった。

ただいま。ぴーちゃん。
***
あとがき
でれでれ(鼻の下伸びてる)
……
( ゚д゚)ハッ!
失礼しました。
壁ドンの絵を描いてもらったら、公開したくなっちゃってちょっとした昼ドラっぽいの、書いてもらえました。
それにしても
壁ドンされたい笑
仲良くもしたい

これからも
よろしくお願いします。
予告
全力でふざけた小説が出来てしまいましたwww
次回
【短編小説】ミステリーコメディ|プリンは左へ滑った
人が倒れた夜
プリンは何を見たのか。
もしかすると、笑うための腹筋は鍛えられるかもしれません。
(・∀・)フフフ
