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繫殖犬の里親になる その5
その年の夏は異常な暑さでした。ひなたは食欲もあり介助すれば排泄もできできるので、これからの介護生活を覚悟しました。
8月26日、ベットに白い体液が出ているので受診しました。右後ろ脚の内側に傷があり化膿していたのです。抗生物質入りの点滴することになりました。車の後部座席を外して寝たまま乗れるように改造。
翌日からケビンママさんにサポートしてもらい通院が始まりました。

腎機能低下によるむくみが出たため、点滴は止めることにしました。
9月1日長男の誕生日。「今日はダメだぞ。ひなた頑張ってな」と声をかけて仕事に行きました。苦しそうでしたが、よく頑張りました。
9月2日雨風の強い日。通院はお休み。ひなたは珍しく呼吸も落ち着き眠っていました。ひなたの傍で好きなライアーの「いつも何度でも」を聞きながら久しぶりに私もゆっくり休みました。

9月3日家族全員が休みの日。通院の付き添いは長女でした。
院長先生が「一日か二日かな」と言って院内へ入り10分たったでしょうか、看護師さんが呼びに来ました。処置室へ入ると、ひなたが大きな息をしていました。「声をかけてあげてください」と。抱きしめて「ひなた、頑張ったね。お疲れ様。ありがとう。またね」声が届いたのか呼吸が止まりました。大好きな院長先生にエンゼルケアをしていただき幸せだったと思います。長男に連絡すると「今から行く」長男の到着を待ち、4人で家へ帰って来ました。夏枯れの庭に一つだけ咲いていたジンジャーリリーを枕元に。ひなたは眠っているようでした。


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