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1978年に登録された第1号の世界遺産-12件の紹介


はじめに

1972年に採択された世界遺産条約は、人類共通の遺産を国際的に保護するための画期的な枠組みを確立しました。この条約は1975年12月17日に発効し、翌1976年に第1回世界遺産条約締約国会議が開催され、世界遺産委員会の設置が決定されました。世界遺産委員会は当初15カ国で構成される予定でしたが、締結国が40カ国に達したため、1977年の第1回世界遺産委員会からは21カ国に増枠されました。

第1回世界遺産委員会は1977年6月27日から7月1日にかけてフランスのパリで開催されましたが、この時点ではまだ実際の遺産登録は行われていません。この委員会の主要な成果は、世界遺産登録の基準や手続きを定めた「世界遺産条約履行のための作業指針」(The Operational Guidelines for the Implementation of the World Heritage Convention)の策定でした。この作業指針は、その後の世界遺産制度の基礎となる重要な文書として、現在に至るまで改定を重ねながら運用されています。

実際に世界遺産リストへの登録が開始されたのは、1978年9月5日から8日にかけてアメリカ合衆国のワシントンD.C.で開催された第2回世界遺産委員会においてでした。この記念すべき会議で、文化遺産8件、自然遺産4件の計12件が「世界遺産第1号」として登録され、世界遺産制度の歴史が実質的に始まりました。

1978年に登録された12件の世界遺産リスト

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