リビア - 聞いたことあるカダフィ政権
1. アラブの春とカダフィ政権の崩壊(2011年)
2011年、リビアではアラブの春の波に乗って長期独裁政権を維持していた
カダフィが打倒されました。民衆・反政府勢力、そしてNATOの介入によって政権は崩壊しました。
2. 二重政府の構造化と混乱の始まり(2012〜2015年)
2012年:「国民議会(GNC)」が発足するも、機能不全と政治的混乱が続きます。
2014年:「代議院(HOR)」が選出されるも、GNCは選挙結果を不正とし拒否。
→ 結果として、東部(トブルク)にはHOR、西部(トリポリ)にはGNCが拠点を置き、国家は二分化。
3. 国連調停とGNAの成立(2015年)
混乱に対応すべく国連が「国民合意政府(GNA)」を設立。しかし、両政権はいずれも受け入れず、政治対立と武力衝突は継続。
4. 外国勢力による介入が泥沼化
リビアはアフリカ最大の産油国として、石油利権を狙う多国が内戦に関与しています。
GNA(トリポリ)支援:国連、イタリア、トルコ、カタール
HOR・ハフタル将軍(東部)支援:UAE、エジプト、ロシア、フランス、サウジアラビア
外国の支援が双方に偏ったことで、リビアの内政は「代理戦争」化しました。
5. ハフタル将軍の進撃とGNAの反撃(2019〜2020年)
2016年:GNCは解体され、政治力を喪失。
2019〜2020年:ハフタル将軍率いるLNAが「トリポリ進撃」を開始するも、GNA側の反撃で退却。
2020年後半:GNAがトリポリを奪還し、一時的に武力衝突は沈静しました。
国連特使の交代など動きはありますが、現在も和平プロセスが定まっていません。
