ゼロから年商44億円になった後、20億円以上の全財産を詐欺で全て失い、絶望した人の話59即納と掛け払い
こうして無事に販売ができるようになった。
予約注文の段階でかなりの数を受けることができ、キャッシュフローがかなり良くなったので、即納できる比率も上がっていった。
ただうれしい悲鳴で注文数が増えれば増えるほどすぐに完売してしまい、やはり予約注文では機会損失が発生していた。
仮に商品が1万円の場合。
1 完全予約注文だと月に1000点の注文
2 即納注文50% 予約注文50%だと月に1300点の注文
3 即納注文100%だと月に1800点の注文
年間で
1 1億2000万円
2 1億5600万円
3 2億1600万円
と大きく変わってくる。
とは言え、こちらの資本的にメーカー工場への現金払いには限界があり、常に在庫がある状態にはまだまだ出来ない。
そこでメーカー工場と交渉したのが現金取引のみから、クレジットカード取引を認めてもらうこと。
そして当初、納品前払いだったものを納品後払い(かけ払い)を認めてもらうこと。
これらを時期を見て行った。
幸いこちらの商品が右肩上がりで売れ続けているので、メーカー工場側もリスクを取りつつ、許容できる範囲で支払い方法に柔軟性を持たせてくれた。
やはり交渉の最大の武器は結果だ。
交渉術は色々あるし、時にそれらを駆使することで打開できることもある。
しかし本質はそこではない。
今回で言えば、結果を出し利益を相手にもしっかり得てもらうこと、そしてその過程で信頼関係をしっかり構築していくこと。それでよりより条件を得られる。
なお事業はスピードだ。
予約注文にしても、クレジットカード決済にしても、掛け取引にしてもそれらすべてにリスクが発生する。
例えば
予約注文で受注しても約束した納期を守れなければ、お客様からの信用は失い、もう商品が売れることはない。注文しても商品が約束通り届かない会社として、世の中に認知されてしまう。
一度失った信用はもう取り戻せない。
クレジットカード決済も然り。カード決済会社の引き落としに間に合わなければ、即時カードは使えなくなり、その後同じに使えることは二度とない。
かけ払いもそうだ。
今回で言えば掛け払いを了承してくれたメーカー工場側はそれがリスクになる。
しかしそれを了承することで、こちらからの発注をより多く得られるので、それらを天秤にかけてリスク最小でリターンが大きくなるのが、メーカー工場側も経営判断でわかったからそうなった。
これらすべてもしも導入しなかった場合、スピーディーな成功はない。
そして必ずどんな商品やサービスも寿命がある。
それは世の中のトレンドや社会情勢、競合の有無など無数の原因によって新陳代謝していく。
だからこそ、スピード・スピード・スピードなのだ。
それが結果的に最大の顧客満足につながり、世のため人のためになる。
こうしてアパレル事業は毎月2000万円以上、売れるようになった。
今は物流にしてもECの仕様にしても、インフラが整っているので事業を伸ばしていきやすい。
コストもさして利益を圧迫することがなく、利益率も悪くない。
さらに顧客満足度を高めるために、レター通信やイベントなども積極的に行った。
例えばレター通信ではその時その時で話題になった健康や美容に関することに関して、提携している専門家(医師・管理栄養士・スポーツトレーナー)の見解を動画などでタイムリーに提供した。
フィードバックも受けるようにし、改善も常に心がけた。
そしてなぜこの商品を世の中に広めたいのかという、理念を常に伝え続け、共感してもらい口コミ・紹介をしてもらえるようにした。
なお一般的に紹介を得るには、インセンティブが必要だと考えられている。
確かに紹介することで紹介者がなにかしらのインセンティブが得られれば、紹介をしてもらいやすい。
しかしそれだけではもったいない。
理念
常になぜこの商品を世の中に広めたいと思っているのかを伝え(訴え)続けることで、その考えに共感してもらい、共感者が増えれば紹介や口コミは加速する。
理念に共感してもらい、協力者・応援者を増やす。
これは会社の仕組みづくりにおいても同様である。
金銭的つながりだけではない集団だ。
事実、ここに取り組み続けている企業は事業としても組織としても強い。
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前田直樹
