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年収200〜300万の男性と結婚したくない女性は高望みなのか

先日Xでこんな意見を見かけました。

●「年収200〜300万の男性と結婚したくない女性は高望みだ」

●「同じ年収なのにお断りするなんて、わがままだ」

このような議論を見ていて、この問題は本当に「女性の高望み」だけで説明できるのだろうかと考えたので、少し整理してみたいと思います。


1 結婚で背負うリスクは男女で同じではない

子供を持つ場合、妊娠や出産という身体的なリスクを負うのは女性です。
出産によって体調が変わることもありますし、キャリアが一時的に中断する可能性もあります。

男性ももちろん育児に関わることはできますが、妊娠出産そのものの負担を負うわけではありません。
そのため、「共働きすれば生活できる」という安易な発想になりやすいのかもしれません。

女性の側から見ると、結婚は単に生活を一緒にするだけではなく、身体や仕事に影響する可能性のある大きな選択でもあります。

2 共働きでも家事や育児の負担は女性に偏りやすい

日本では共働き家庭が増えていますが、家事や育児の負担はまだ女性に偏る傾向があると言われています。

つまり現実には

● 共働きで働く

● 家事育児の中心も担う

という状況になる女性が少なくありません。

この状態で「低収入でも共働きすればいい」と言われると、女性側が慎重になるのも理解できる部分があります。

3 生活費折半が必ずしも公平とは限らない

よく「生活費を折半すればいい」という意見があります。
しかし、男女で折半が必ずしも公平になるとは限りません。

一般的に男性の方が食費が多くなる場合が多く、単純な折半だと女性の負担割合が相対的に大きくなることもあります。

また、家事労働の量も完全に同じとは限りません。
こうした点を考えると、単純な数字だけでは公平にはならない部分があります。

4 同じ年収だと結婚を選ばない女性がいる理由

「同じ年収なのに結婚を断る女性はわがまま」という意見もあります。

ただ、同じ年収であっても、結婚によって背負う可能性のあるリスクや負担が同じとは限りません。

女性の場合は

● 妊娠出産

● キャリアへの影響

● 家事育児の負担

といった要素も考える必要があります。

そのため、「同じ年収なら一人で生活する方が気楽」と考える女性がいても、不思議ではないと思います。

5 女性は一人で生きる覚悟をしやすいのに、なぜ男性はそうならないのか

ここで少し不思議に感じることがあります。

女性の中には「無理に結婚しなくても、一人で生きていく」という選択を受け入れる人もいます。

一方で、「結婚したい」という気持ちを強く持ち続ける男性も少なくありませんし、実際に独身男性より独身女性の方が幸福度が高いというデータもあります。

もちろんすべての人に当てはまるわけではありませんが、男性の中には「結婚することで生活が安定する」と考える人もいるのかもしれません。

しかし恋愛や結婚は、相手から選ばれる関係です。
もし結婚を望むのであれば、自分の条件を良くする努力も必要になるのではないでしょうか。

6 選ばれる努力よりも女性批判が目立つことへの疑問

個人的に少し疑問に思うことがあります。

それは、「結婚したい」と言いながら、自分の収入を上げる努力の話よりも「女性は高望みだ」「わがままだ」という批判の方が多く見えることです。

もちろん収入を上げるのは簡単なことではありません。
社会や景気の影響もあります。

それでも

● 転職を考える

● 資格を取る

● スキルを身につける

● 副業を始める

など、自分の条件を良くする努力をする人もいます。

相手を批判するより、自分の状況を少しでも良くする方向にエネルギーを使った方が、結果的に可能性は広がるのではないかと思います。

7 子供の選択肢や児童虐待

また、子供の問題もあります。

「年収が低くても子供は幸せになれる」という意見はその通りだと思います。
子供の人生は親の年収だけで決まるものではありません。

ただ同時に、家庭の経済状況が子供の選択肢に影響することも事実です。

習い事、塾、大学進学、一人暮らしなど、子供の進路にはお金が関わる場面がたくさんあります。
もし子供がやりたいことを見つけたとき、できるだけその選択肢を広げてあげたいと考える親は多いのではないでしょうか。

そのため、「もう少し経済的に余裕のある家庭で子育てをしたい」と考えることも、決して特別なことではないと思います。

また、児童虐待は貧困家庭で起きやすいと言われることもあります。
もちろん貧しい家庭が必ずそうなるわけではありませんし、お金がある家庭でも問題は起こります。

ただ、生活に余裕がない状態はストレスを生みやすく、家庭環境に影響することもあると言われています。

子供を持つかどうか、どのような環境で育てるかを真剣に考えることは、決しておかしなことではないと思います。

8 本当の問題は「女性の高望み」なのか

最近は「日本の男性が結婚できないのは女性の高望みのせいだ」という意見もよく見かけます。

しかし、日本では長い間、実質賃金があまり伸びていないと言われています。
一方で、住宅費や教育費など家庭を持つためのコストは決して低くありません。

つまり

● 結婚のコストは高い

● 収入はあまり増えていない

という状況です。

こうした社会の構造も、結婚が難しくなっている理由の一つかもしれません。

9、女性を責めるだけでは解決しない

結婚は本来、どちらかが我慢して成立するものではなく、お互いが納得して選び合う関係だと思います。

● 結婚や子育てにかかるコスト

● 働き方や収入

● 家事育児の分担

● 子育て支援

といった社会全体の仕組みも含めて考えていく必要があるのではないでしょうか。

年収200〜300万の男性と結婚したくない女性は、本当に高望みなのでしょうか。
それとも、結婚や子育てのハードルが高い社会の問題なのでしょうか。

一度立ち止まって考えてみてもいいテーマなのかもしれません。

ミソジニー心理学シリーズ①〜⑧もよろしくお願いします。

趣味でやってるイラストACも良かったらご覧ください。


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