【年間120万削減】新品同様の本を捨てる者の気持ちを知れ!
知識への投資? 「美談」に隠れた、数百万の損失
あなたの組織には、「誰も開かないのに、毎月律儀に届く数千円の雑誌」がいくつありますか?
医学書や専門誌は一冊3,000円〜5,000円と高額。
各部署が「勉強のために」と3冊ずつ購読すれば、年間で180万円、5年で900万円近い支出になる。
もちろん、それが血肉となり、現場の改善に繋がっているなら安い投資だ。しかし、現実はどうか。
怒りの閃光が走った
私は病院総務課長として25年、用度、経理、庶務を司る。
用度として、年間定期購読の発注を書店にかけ、経理として教育費予算を計上していた。ある日、庶務として、医師から本を捨てろと指示され、新品同様の本を梱包し、資源ゴミとして出したとき、閃光が走った。
面倒なのもあったが、メルカリなら【未読・美品】で出品できるほどの保存状態の本が、棚の奥で「積読(つんどく)」され、年度末にそのまま資源ゴミとして出される。
これはもはや「教育」ではなく、経営を圧迫する「不良債権」である。
この怒りをきっかけに、この「死蔵知識」の定期購読を2/3カットし、5年間で600万円のコストを削減した。
当初、私は「勉強を邪魔するアンチ」として敵視されたが、最終的には上層部を納得させ、医師たちをも沈黙させた。
境遇を同じくした事務方に捧ぐ
本稿では、私が実行した「聖域なきリソース整理」の全プロセスと、実際に使用した「言い逃れできない証拠」の提示法を公開する。
第1章:感情論を「物理的損失」に変換する戦術
コスト削減を提案する際、事務方が最もやってはいけないのが「本を読むのは無駄だ」というニュアンスを出すことである。これは相手の専門プライドを傷つけ、対話を拒絶させる。
私は、自身のスタンスを明確に定義した。
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