混同注意!WEB会議と電磁的方法の決議は別物です|2022年度 マン管 問31|No.93|マンション管理士・管理業務主任者試験対策
こんにちは、ねこおじさんです。
「WEB会議とは?」という疑問に引っかかりました。
実際の試験では細かい条文の違いを理解しているかどうかが問われるので、今日はこのテーマを一緒に確認していきましょう。
時間のない人はここ読んで!
・正解肢:選択肢4
「WEB会議は普通の会議」
「電磁的方法はは会議を開かずに決議する仕組み」
この二つを混同するとダメ
問題文
マンション管理士試験 令和4年度(2022年) 問31
理事、理事会等に関する次の記述のうち、標準管理規約によれば、適切なものはどれか。
1:理事会で、理事長、副理事長及び会計担当理事の役職解任の決議をする場合、WEB会議システム等によって行うことはできない。
2:総会提出議案は、理事の過半数の承諾があれば、書面又は電磁的方法により理事会で決議することができる。
3:理事が止むを得ず理事会を欠席する場合には、規約の明文の規定がなくても、あらかじめ通知された事項について書面で賛否を記載し意思表示することが認められる。
4:理事長は、未納の管理費等及び使用料の請求に関し、管理組合を代表して訴訟を追行する場合には、理事会の決議を経ることが必要である。
問題文の要約
1:役職解任をWEB会議ではできない?
2:総会提出議案も書面・電磁的方法で決議できる?
3:欠席理事は規約なしでも書面で賛否表示できる?
4:理事長が未納管理費を訴訟追行するには理事会決議が必要?
各選択肢の判定
選択肢1:誤り
標準管理規約53条1項では、理事会はWEB会議でも可能とされており、役職解任も通常の議題として扱えるため、「できない」という記述は不適切です。
選択肢2:誤り
標準管理規約53条2項で認められる書面・電磁的方法による決議は、専有部分の修繕や窓ガラスの改良など軽微な管理事項に限定されます。総会提出議案全般が対象ではないため不適切です。
選択肢3:誤り
理事の欠席時の書面表決は、規約の明文規定を置いた場合にのみ可能です。規約なしで認められるわけではありません。したがって不適切です。
選択肢4:正しい
標準管理規約60条4項により、理事長が未納管理費等を巡る訴訟を追行するには、理事会の決議を経る必要があります。これが正解肢です。
ねこおじさんのつまずきポイント解説
問1「決議をする場合、WEB会議システム等によって行うことはできない」 問2「電磁的方法により理事会で決議することができる。」
役職解任とか総会提出議案とかより
「WEB会議と書面又は電磁的方法の決議」
こっちが気になってしまいました
「どう違うの?同じじゃないの?」って
でも調べてみたら、法律上の扱いが全然違うんです。
【WEB会議】
目的:対面の理事会をオンラインに置き換えるための手段。
イメージ:「Zoom会議」や「テレビ電話」。
みんなが同じ時間にオンラインで集まって、そこで話し合い、多数決をとる。
扱える議題:対面会議と全く同じ。
役員の解任、訴訟の提起、総会提出議案の決定など、どんな議題でもOK!
結論:WEB会議は「会議」として扱われるので、多数決に制限はありません。
【書面・電磁的方法による決議】
目的:会議を開かずに、書面やメールで多数決をとるための手段。
イメージ:「グループチャット」や「メール投票」。
扱える議題:専有部分の修繕や窓ガラスの改良など、比較的軽微な管理事項に限定されます。
結論:会議そのものを省略する特例なので、対象が限定されているんです。
つまり、 WEB会議は「会議室の場所をオンラインに変えただけ」なので、フル機能で使えます。
一方、書面・電磁的方法は「会議を省略するショートカット」なので、簡単なことしかできないという違いだったんですね
この違いを理解しておくと、ねこおじさんの様に惑わされることなく、正確に解答できるようになりますよ!

覚え方・考え方のまとめ
WEB会議=ただの会議。普通に全部できる。
書面・電磁的方法=会議を省略する仕組み。軽い管理事項だけ。
ここを「場所の置き換え」と「会議省略」とで分けて覚えると整理しやすいです。
まとめフレーズは「WEB会議はフル機能、書面決議はライト版」
🌀ひっかけ注意ポイント
・「WEB会議」と「電磁的方法による決議」を混同させる表現
・「総会提出議案も書面決議できる」と誤認させる出題
・「欠席理事の書面意思表示は規約がなくても可能」と思わせる記述
📚 関連記事もぜひチェック!
▶️ 監事の仕事、ややこしすぎ!報告と招集はどうなってる?|No.30
理事会に関連する「監事の役割と報告・招集権限」の整理記事です。
理事会のチェック機能や報告義務の理解に直結します。
▶️ 理事会と議事録の署名要件|No.31
理事会運営の基本である議事録作成と署名要件を解説した記事。
今回の「WEB会議・電磁的方法」と並べると、理事会ルール全体の理解が深まります。
この記事が少しでも参考になったらうれしいです。
今回のテーマは条文の細かい読み分けでしたが、理解できると試験での失点を確実に防げます。
過去問の出題テーマを分類したナビ記事を作っています。
苦手分野を探したいときや、どんなテーマがあるのか確認したいときにぜひ。
