子どもの担任は大丈夫?「ちょっと変わった先生」が生まれるメカニズム
「小学校の先生って、なんだか変な人が多い気が…」
そう思われる方も多いのではないでしょうか。
でも、先生だってみなさんと同じ人間です。意外と普通の人ばかりなんです。退勤時間後の職員室は意外と人間らしい(?)やりとりにあふれていたりします。また、学校から一歩外へ出ると、どこにでもいるようなおじさん、おばさん、お兄さん、お姉さんになるのです。
では、なぜ「ちょっと変わった人」が多いと言われるのでしょうか?
どの先生も、若い頃は、それぞれがまっすぐで、子どものために一生懸命な、ごく普通の先生だったはずなのです。
その答えは、これまでの「出会い」にあるのです。
教員は、毎日さまざまな個性を持った子どもたちと向き合います。
そして、その数倍もの個性を持つ保護者の方々とも出会います。
1年、2年と時間が経ち、経験を重ねるうちに、子どもたちや保護者との関わりの中で、先生としての人格は少しずつ「作られて」いきます。
たとえば、
毎年、個性的な保護者と向き合ううちに、少しずつ「対応力」が研ぎ澄まされ、常人にはないコミュニケーション術を身につけていく先生。
子どもたちの予測不能な行動に何年も付き合ううちに、ちょっとしたことでは動じない、悟りを開いたような境地に達する先生。
保護者や生徒からの理不尽な要求に何年も耐え続けた結果、独特の価値観を持つようになる先生。
そう、教員という仕事は、毎年異なる個性を持つ人たちと深く関わる仕事です。神様のような保護者でも、試練を与えてくれる理不尽な保護者でも、少なくとも1年間付き合う必要がある仕事なのです。
その積み重ねが、教師たちのユニークな人格を形成していくのです。
だから、もし「ちょっと変わった先生」に出会ったら、その先生がこれまでどれだけの生徒や保護者と向き合ってきたのか、少し想像してみてください。
その人格の裏には、長い年月で培われた、たくさんの物語が隠されているはずなのです。さて、あなたの近くの「変な」先生はどうでしょうか。
