「児童を見てない先生」を卒業!忙しい先生のための関わり“記録術”
「見てない先生」を卒業!忙しい先生のための関わり“記録術”
「先生はひとりひとりを見ています」―そう子どもたちに伝えるのは簡単です。しかし、授業準備、会議、事務作業、多岐にわたる分掌…現実の先生たちは常に時間に追われ、「皆に目を配る」という理想とは裏腹に、どうしても手のかかる子に目が行き、大人しい子を見落としてしまいがちです。
「どうして自分には話しかけてくれないんだろう…」という子どもの小さな不安は、時として大きな信頼のひび割れにつながります。
今回は、忙しい先生が最小限の労力で、クラス全員との関わりを「視える化」し、見落としをなくすためのシンプルな記録術を紹介します。
【鉄則】記憶は曖昧。だから「記録」に残す。
結論から言います。必要なのは、特別なツールやアプリではありません。「クラス名簿」と「ペン」だけです。
朝や帰りの会、休み時間などに子どもと関わったら、名簿に簡単な印をつけていくだけ。大切なのは、「形にして残しておく」ことです。
シンプルな関わり記録のルール
記号関わりの内容
◎(二重丸)5秒以上の、内容のある会話をした(例:質問に答えた、相談に乗った、ふざけあった)。
〇(丸)挨拶や簡単な声かけをした(例:「おはよう!」「ありがとう」「忘れ物はない?」)。
空欄 その日はまったく関わりを持てなかった。
ルールを決めておけば、休憩時間や廊下ですれ違った瞬間に印をつけることができます。職員室に戻ってくるたびに、記憶が新鮮なうちにパパッと印をつけるだけでも違います。
週に一度のチェックで「関わりゼロ」の子を発見する
この記録の真価が発揮されるのは、一週間後です。
少し時間が取れる時に名簿全体を眺めてみてください。その名簿には、先生自身、「誰に意識を向けられていたか」が、はっきりと映し出されているはずです。
✅ ◎が並んでいる子は、先生の意識が向いている子、または先生に積極的に話しかけてくる子です。
✅ 空欄が続いている子こそが、あなたが次の週に意識して話しかけるべき子です。
名簿に空欄を見つけたら、「話しかける」「休み時間や授業中の様子を見る」など、次週の目標を書き込んでおきましょう。
この「形に残す」作業は、子どもからの信頼を失うリスクを減らす、最も有効で確実な自己チェック法です。最小の努力で、「あの先生、私を見てくれてない…」という子を、クラスから一人でも減らしましょう。
ちなみに私は簡単にメモも残していました。「元気なし」「何か言いたい?」「いつもと違う人といた」「最近ひとり」「サッカー観に行った」「休みの日は自転車ででかけた」など
これがあると、後で何かあった時に、参考になる資料になっていました。
簡単ですがおすすめのやり方です。
