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「何か一つ」に特化できる教師は強い。「すべて完璧」を捨てる勇気

今日も、すべての業務(授業、生徒指導、事務、保護者対応など)で平均点以上を取ろうと、無理をした働き方をしていませんか?

​教員の仕事は多岐にわたりすぎます。そのすべてを完璧にこなそうとすることが、真面目な先生の心を最も早く燃え尽きさせる最大の原因だと、私は確信しています。
でも、そんなこと無理です。ほんと、無理です。
できるのは、一握りの超人だけです。または、見せかけです。
近くにそんな人がいたとしても、それは見本にしてはいけません。その人が特殊、もしくは上手く手を抜いているのをバレないようにしてるだけです。

​そんなことより、
すべてを80点でこなす先生よりも、一つを100点、残りを50点でこなす先生の方が、長く幸せに働ける、と私は思っています。

​この記事では、小学校の先生が、自分の心をラクにするための「教師の武器論」と、その武器をどう見つけるか、具体的な方法を紹介します。


​1. なぜ「一つを極める」ことが先生をラクにするのか

(1)子どもの評価軸を定める

​子どもたちは、「この先生の、この時間が好き」という熱量で教師を評価します。

​教師が一つでも「これは楽しい!」と自信を持って提供できる時間があれば、子どもはその熱量で教師を受け入れてくれます。一つでも「強み」を持てば、他の事務作業や苦手な授業が多少劣っていても、その一つがすべてをカバーしてくれる、といっても過言では無いのです。
「この先生の、この時間が好き!」または「おもしろい!」が、あなたを救うのです。

(2)疲弊の構造から抜け出す

​「一つを極める」と決めることは、「他のことは頑張らなくていい」という心の許可を自分に出す行為です。完璧主義の呪いから解放され、苦労を一点に集中させることで、成果が出やすくなり、先生自身の自己肯定感と「やりがい」につながります。
「自分はこれで子どもと楽しむから、ほかは授業書で良いや。」と思える、ということです。

​2. 「武器の作り方」3つの視点

​担任が全教科を教える小学校の先生だからこそ、「特化できる教科」の選択肢はたくさんあります。

視点①:あなたの「興味」がある単元

​すべての教科で完璧な準備をする必要はありません。あなたの心のエネルギーを無駄にしないために、あなた自身が最も関心を持てる教科や単元を意識的に選び、そこに情熱を集中させましょう。

  • 実践案: 自分の「純粋な興味」から選びます。「自分が子どもの頃楽しかった」「今でもつい関連本を読んでしまう分野」など、あなたが「努力」と感じない分野に、準備の時間の大半を注ぎ込みます。

  • 例: 体育は苦手でも、保健の「病気の仕組み」は好き。図工は苦手でも、「影絵や光の遊び」の単元は好き。→ここを子どもたちとどうやって楽しめるか、に心血を注ぐ

視点②:「教科」ではなく「スキル・指導術」に特化する

​特化する武器は、授業、単元に限りません。すべての場面で使える「スキル」にも注目してみましょう

  • 【スキル特化】:子どもの心を掴む「オープニングトーク」や、「ユニークな雑談術」

  • 【指導術特化】:問題解決を必ず「対話」で終わらせる指導術、「褒め方や認め方のバリエーション」を増やすなど、人間関係のスキルに特化する。

→「この先生、面白いな。」「話しを聞いてくれるんだな」

視点③:「遊び」の視点で武器を探す

​あなたが「努力と感じない、楽しいこと」の中にこそ、最強の武器の種があります。

  • 問いかけ: 週末、ついついやってしまうこと、資料作りでつい凝ってしまうことは何ですか?

  • 効果: 趣味のカメラで撮影した写真を授業でも使ってみる、など。仕事と趣味の境界をあえて曖昧にすることも、武器発見の最短ルートです。

​3. 心を燃やさないことが、最強のプロ意識

​「すべてを完璧に」という呪縛は、今日捨てましょう。

​あなたのエネルギーは無限ではありません。その貴重なエネルギーを、「あなたが最も楽しく、力を発揮できる一つ(興味が持てる単元)」に注ぐこと。
それこそが、先生自身が長く幸せに働き続け、結果として子どもたちに質の高い教育を提供し続ける最強のプロ意識

と言えるのでは無いでしょうか。

​自分だけの武器を磨き、他のことは「まあ、いっか」と笑い飛ばす心の余裕を持ちましょう。

子ども、保護者、同僚に、
「あの先生、〇〇は微妙かもしれないけど▲▲があるからね」と言わせれば勝ちです。

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