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​【自己紹介】私が「自己防衛」を先生たちに勧める理由と過去の話。

​私がこのNoteで、「真面目すぎる先生は、まず自分を守るべきだ」と、発信するのには理由があります。


​過去の私自身が、心を限界まで燃やし尽くした経験を持つからです。
しかし、その経験と、その後意識した「自己防衛の原則」のおかげで、私は現場を去ることなく、その後10年以上にわたって教員生活を続けることができています。

​この記事では、なぜ私が「自己防衛」というテーマを発信するのか、その原点と、現場で自分を救うために決めた3つの行動原則を記事にしました。

​1. 「優しさ」が心を壊した、ある年の出来事

​私は教員になって5年目の時に、担任していたクラスで「全力を注ぐほど、心が壊れていく」という壁にぶつかりました。

​指導や、親御さんからの要望に、私は誠実に向き合おうとしました。荒れた子を信じ、他の保護者からの抗議があってもその親子を懸命に庇い続けましたが、最終的に、最も庇った生徒の保護者からも私から見ると見当違いな抗議を受け、さらに同じタイミングで別の子が起こしたトラブルの責任まで負わされるという状況に陥りました。

​私は、自分のエネルギーのすべてを注ぎ込んだ結果、全否定されたように感じ、心の糸が切れました。
職場に行けなくなり、私は半年間の休職に入ることになりました。

​2. 人生を変えた「先輩の言葉」と「生存戦略」の確立

​休職中、「もうこの仕事を続けるのは無理だ」と悩み、自己否定の中にいました。
そんな私を救ってくれたのは、ある先輩の、忘れられない一言でした。

「病気をして、一度現場を離れた、という経験こそが、将来、あなたの財産になる日が必ず来る」

この言葉を聞いて、復職する決意が固まります。そうか、自分はまだやれるかもしれないんだ、と思えたことを覚えています。

その時、私は「二度と心を燃えつきさせない」ために、心の中でいくつかの「決め事」を作りました。

​私が現場で自分を守るために決めた、3つの行動原則です。この原則のおかげで、私は休職から復帰し、10年以上、教員を続けることができています。

【心を燃やさないための 3つの行動原則】

  • 原則 1: 「分からせる」を目標にしない(聞き役に徹する)

    •  自分の主張(これはいじめだと捉えています、等)は伝える。しかし、相手が受け入れていないと思ったら、「あなたが思っていることは分かりました」と返す。

    •  相手を説得し、分かってもらうことにエネルギーを注ぐのをやめました。分かり合えない人もいることを受け入れることで、心の疲弊を防ぎます。


  • 原則 2: 説明できない「指導」はしない

    • 指導の目的を論理的に説明できることだけをする。「ここは人として、怒りの感情を見せることで、やってはいけないことだと理解させたかった」というように、必ず根拠を持つ。体裁上謝らせる、根拠なく強く叱るといった指導は、きっぱりと手放しました。

    • そうすると、相手から何か非難されても「お気持ちは分かりました。こちらの意図も理解してください」と言える場合ができてくる。「失敗した側」「怒っている側」という上下関係ではなく、「様々な課題に対してどう向き合うのか」について、対等な関係になれる土台になります。

    • ​指導の軸がブレなくなり、教師としての心の防御壁を築きました。


  • 原則 3: 失敗や不安の先取りをやめる

    •  復帰時に最も不安だった「自分は職場や子どもたち、保護者に受け入れられるか?」「子どもたちに対して適切な指導ができるか?」という未来の不安を考えるのをやめました。

    •  変えられない過去や、来ていない未来を考えるエネルギーを、「今、目の前の子どもたちを理解する」という建設的な行為に注げるようになりました。

    • 目の前の不安に対して、「自分ができることは何か」「もう変えられないことは仕方ない」を仕分けて考えられるようになると、変な不安に惑わされなくなります。

​3. 心を燃やした経験は、あなたの最強の武器

​私がこのNoteで発信する「自己防衛の知恵」は、すべて「あの時心が壊れた私」を二度と作らないための、備忘録です。

​そして、私がこのNoteを書き、過去の辛かった経験を言語化しているのは、他ならぬ「あの時苦しんでいた自分」を救うためでもあります。
私の失敗が誰かの役に立つことで、あの時の経験が財産になると信じているからです。

​この経験と原則が、今、辛い状況にある先生方の心の防御壁になることを願っています。
何より、あなたの「優しさ」と「責任感」を、自分自身を傷つけるために使わないでほしいな、と心から願っています。

4. 私が実践してきた具体的な「心の防御壁」の作り方


この記事で語った原則を、具体的な行動に落とし込んだ「心の防御壁」の作り方を別の記事にまとめています。
すべてをそのまま真似る必要はありません。「これならできそう」と感じた一つから、試してみてはいかがでしょうか。考えるヒントになると嬉しいです。一つだけ有料記事がありますが、あとはすべて無料記事です。

5.休職に入ろうか…今、悩んでいる先生へ

休職に入るかどうか、今、深く悩んでいる先生へ。
私も「戻れるのか?」「休職中は何をすべきか?」と出口の見えない不安の中にいました。この情報は、本当に同じ状況にある先生にだけ確実に役立てていただきたいため、一つの区切りとして有料にしています。もしよろしければどうぞ。こちらも、参考になると嬉しいです。


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